ふたりが出会ったのは
暑さを感じ始めたあの時だった。
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"あぁ、またこの季節がやってきた…"
パソコンと重ねられた書類に向かってため息をつく女性。
ある私立高校で国語教師をしているウンビは、毎年やってくる教育実習というイベントに何とも言えない気だるさを感じていた。
もちろん他の先生にも指導係を務める先生は多い。だが、彼女にとっての問題はそこではなかった。
彼女が担当になる教育実習生は
毎年少しクセのある人だった。
容姿や性格、喋り方。正直今までまともだと感じた
人は一人もいなかった。
ここ3年ほど恋人がいないウンビは
このイベントが苦痛になりつつあったのだ。
「クォン先生。始まりますよ、朝礼。」
「あ、はい。」
心に大きな灰色の塊を抱えたまま席を立った。
残されたパソコンには電源が入っている。
『名前:アンユジン 学年:2 クラス:5
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2019.4.16~5.16 停学処分
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今年はより一層、嫌な季節になりそうだった。