「水源」262ページ上段 より引用開始
月曜日の午後遅く、電話が鳴った。ヴァイデュラーだった。「ロークさんですか?すぐにお越し願えませんか?電話では申し上げたくないものですから。すぐに、こちらにお越しください」
彼の声は、明るく陽気で、j輝かしいほどによい知らせを予告する響きだった。
***中略***
「やあ、ロークさん設計料はあなたのものですよ」と。
ロークは頭を下げた。数分の間は、ヴァイデュラーの言ったことを信じないほうが最上だ。
***中略***
「・・・で、設計はあなたにお任せすることになったわけですが、ひとつ小さい条件があります。」ロークは、その言葉を聞いた。
彼は頭取の顔を見る。
「ちいさな妥協ですよ。あなたが、それに同意して下されば、すぐに契約書を取り交わすことができます。」
***中略***
「ロークさん、お引き受けくださいますか、それともお断りになる?」
ロークは、頭を上げる。目を閉じる。
「お断りさせていただきます」
引用終わり