抗がん剤とQOL、自宅で看取るということ | 自分らしさを追求する女性セラピスト  Hitomiのブログ

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女治療家ひよっこダンサーがお伝えする「できる女」の作り方

自宅での死をみたことがあるでしょうか。
今は、医師ですら自宅での死をみたことがない人が多いくらい病院での死がほとんどです。

このブログを書こうと思ったきっかけは
この記事


元々フェイスブックでつぶやこうと思ってたんだけど、
長過ぎるのでこちらにしましたm(_ _)m

わたしは2人の自宅での死を看ました。
1人はおじいちゃん、
そしてもう1人は今年亡くなったお義父さん。


2人ともがんです。
この記事の通り、がんはさいごの1~2ヶ月で急に悪化します。それまでは、体力は落ちながらも普通な生活を送れます。

家に居るか病院に行くかということも、家族間で早くから話し合うことができます。


家に居る場合は、色々と手続きや心構えがありますので、その点についても在宅医療のメンバーと話を詰めていけます。
(でも、家族からそういう話は持ち出さないとダメですよ。向こうからアドバイスとかくれるわけではありません)


お義父さんの時は、作業療法士の経験を活かして、家屋環境の調整もケアマネさんと話して行いましたが、もう次から次へと環境は変更。


トイレの手すりが使えなくなるのもすぐ、
室内車椅子なんて検討してみたものの使う暇もなかった。


助かったのは早めに入れた介護ベッド。


在宅酸素の導入は少し遅かったんじゃないかと思う。
もっと早くに医療者が入って、言ってくれてたら、楽な期間が長かったんじゃないかと。
口腔ケア用品やケアの方法などもわたしが準備してお伝えしました。

外来患者には、まだまだリハビリや専門職のアドバイスが届く環境ではないんだと、痛感もしました。

でも、そんなことよりも抗がん剤。
お義父さんは途中で抗がん剤を辞めました。



全く使ってなかったおじいちゃんは、なくなる3日前まで布団生活でトイレも行ってた。


入院患者さんもたくさん見てたから思うけど、抗がん剤すると早いうちに寝たきりになってそこからが長かった。

意識もほとんどないのに、点滴につながって生かされている。
まさに壮絶感満載なのだが、自宅の死は全然違った。

全く、怖くない。
亡くなるその日の朝まで、ちゃんと話を聴いて返事してる。

そして不思議と、必要な人が集まってから亡くなるんです。

それが、自然なことなんかなーって
2人の大先輩をみて、勉強しました。。


きっと、わたしはとても貴重な経験を
させてもらっているんだと思います。


Hitomi