Hitomiのコラム
女性セラピストのメンテナンスについて
第三十八回テーマ “いわゆるOTが学んできた方法でも「機能的変化」が起こせる理由2”
こんにちは、IRAメルマガ金曜日担当のHitomiです。
ここでこんなことを書いていいものかと思いますが、主人が4週間連続の土日出張をしています。もちろん平日も仕事なので、このまま来週の金曜日まで勤務すると、、29連勤になります。。
今日も午前だけ休みを取っていましたが、朝から家族を車に乗せてショッピングセンターに連れて行ってくれ、また出張に出てしまいました。
中小企業とはそんなもんだ、と言われますが、そんなもので済ませてはならないと思うのです。憤っても仕方ないので、気を取り直して今日のテーマです。
前回までの内容はこちらhttp://ameblo.jp/ayn-hitomi/entry-11858864872.html
さて、本当の意味で治癒が起こるときというのは…?
患者さん自身が、心の底に、潜在意識下に追いやったかつての抑圧した感情を…
顕在意識に引き出し、患者さん自身がその固まりやこだわりをほぐしていくことなのです。
でしたね。
これを引き出す方法というのが、
の前に、
潜在意識下に追いやった抑圧した感情、の先にあったものは何なのか考えてみましょう。
なぜ、抑圧しなければならなかったのか。
(本当は)泣きたかった。(傷ついた。悲しかった)
(本当は)こういう人間を目指したかった。(周りとの関係で抑圧した)
(本当は)折り合いの悪い家族に会いたかった(プライドが邪魔をした)
抑圧されたものは、本当の意味でのその方の”目標”だったのです。
それを、自らの顕在意識で邪魔をしたのです。
(潜在意識での)本当の自分は、こうなりたかった。
実は、こういった感情の抑圧が病を引き起こすということが徐々にわかってきています。
ということは、潜在意識での自分の本当の”目標”に向かわせてあげるのが「治療」といってもいいのはおわかりですよね。
でも、自分で自分の本当の”目標”に気づいていないのがまず問題です。潜在意識下だから。
さあ、これを引き出す方法というのが
「カウンセリング」です。
なーんだ。じゃ、ありません。超、重要です。
それでは、カウンセリングを現代のカウンセリングたらしめた人は、
「カール・ロジャーズ」です。
カール・ロジャーズといえばご存知「来談者中心療法」ですよね。
ここでロジャーズがカウンセラーの態度条件として提示したものが
1.自己一致(カウンセラーがありのままでいること)
2.無条件の積極的尊重(無条件に受容すること)
3.共感的理解(クライエントの世界を共感的に理解すること)
2と3は、傾聴と、共感が必要です。簡単に言うと、これができないと、対象者の心の扉が開けないということです。
来談者中心療法を踏襲したものは、カナダ作業遂行モデル(CMOP)ですね。
その道具として、OTならご存知カナダ作業遂行測定(COPM)があります。
COPMといえば、対象者の問題を決定し、重要度を決定し、遂行度と満足度を聞き出して作業療法計画を立てるという使い方をします。
しかし残念ながら、COPMという道具を使うときに、OTが上記のロジャーズのカウンセラーの態度条件を満たせているかといえばはなはだ疑問ですが。。
そして、クライエントが、OTから望まれる答えを出してしまうという大きな問題点があるのです。
それを回避する方法は脳科学的にあるのですが、COPMではありませんし、長くなるので省略しますね。(←気になる?笑)
次回は、「じゃあなんで心の扉が開いた(だけで)身体がよくなるのか??」
というところを詰めていきたいと思います。
それでは、読んでいただき、ありがとうございました^^
感想はこちらです。
ira.femaletherapist@gmail.com
IRA認定アドバンスインストラクター
ヨガインストラクター(月経血コントロールヨガ・ママとベビーのヨガ)
作業療法士 吉田ひとみ
ブログ:http://ameblo.jp/ayn-hitomi/