こんばんは、Hitomiです。
私は、作業療法士ですが、最近、思うことがあります。
「検査はあまりしたくない」という患者さんに、
「初回と比べて良くなってると思うから」とか何とか言って検査をとるのは
セラピストのエゴではないかと思うのです。
良くなっていないと、リハビリの効果が証明できませんからね。
…そもそも、そのリハビリの効果が検査点数の向上につながったのかどうかが怪しいもんですが。
んで、証明できないとなるとセラピストとしての立ち位置が揺らぐからせざるを得ない…なんて事情もあるでしょうね。エビデンス・ベイスドなんちゃらーです。
これ、誰のためですか?
・自己満足のため
・自己の職域を守るため
ではありませんか?
この「検査」というのは、この場合は高次脳機能検査だと想定すると
だいたいある程度しっかりした患者さんは
「自分ができないのをこれ以上目の当たりにしたくないから」
といって拒否するわけです。
いいんじゃないでしょうか?
少なくともいやなことをするのって、精神穏やかではないですよね。
日々そんなストレスを与えるほうが身体にとってはマイナスです
車の運転ができる注意・判断力があるかどうか、なんて細かい検査とらなくても判断つくでしょう。
それでもどーしても、車に乗りたい!オレは正常だ!!って言い張るなら
「一次試験」として検査してもいいかもしれませんが。さすがに、車の運転ともなると他人の命がかかわってくるので放置するわけにはいきませんしね。
(ちなみにこういう検査だけでOKを出すわけではないのであしからず )
でも、再評価という名目で、わざわざできないのが自分でわかっている人に検査するのは酷というものです。
別にそれができなくても、楽しい人生は送ろうと思えば送れます。
今回は例としてリハビリの検査項目であげましたが、他の医療行為でも大差ないような気がします。
その検査、しないとダメ?
そのお薬、飲まないとダメ?
受ける側のあなたも一度立ち止まって考えてみてください。
その検査、必要ですか?
読んでいただき、ありがとうございました☆ヾ(@°▽°@)ノ
Hitomi