1回目の公判は予想外だった。
意外と求刑が重かった。
やっぱり執行猶予中だった事がまずかった。
私も大丈夫だと思ってたから
求刑には驚いたけどまぁ仕方ない。
私も急に不安になった。
お腹の赤ちゃんのことを真っ先に考える。
私が守るからね。ともう完全にお母さん。
母性本能が溢れているわ。
彼に俺がいなくなるかもしれないから
そうなった時のこともちゃんと考えといて。と、
言われたけど平気なふりして大丈夫だよ。とだけ言った。
全然大丈夫じゃねえ。
心臓がドキドキした。
でもやっぱり私はどこかポジティブ。
もう私は1人じゃないから。
でも、籍はどうしよう。
入れるのか?入れないのか??
うちの親には絶対に言えない。
口が裂けても。墓場まで持っていく。
私の最初で最後の嘘。多分。
しかし、籍は入れないと
色々怪しまれる。多分入れる。
妊娠してから、親への挨拶はもう終わっていた。
祖母と祖父にも軽く挨拶はした。
でも、祖母と祖父はまだ妊娠のことは知らない。
昭和のはじまりみたいな考えの家族なんでとにかく固い。
デキ婚が理解されにくいたすぐには言えない。
あと私は父子家庭だったため、祖母と祖父が育ててくれた。
だから母親がいなくてもとくに寂しくなかった。
いつも一緒にいてくれた。ありがとう。
ちゃんと祖母と祖父には追って報告するつもり。
彼は親への挨拶は、
判決が終わってからにしてほしいと
言ってきたけどそんな訳には行かない。
お前が要望を言うな。とその時はイライラした。
意外なことに多分うちの親は
彼のことを気にいってたと思う。
まぁしっかりしてるからな。
だからこそ言えない。
私が彼と別れるんだったら話は別。
でも今は仲良くこれからもやっていきたい。
だから実刑になっても多分私は待つと思う。
私は人より本当に親に迷惑をかけた。
心配もたくさんかけた。
祖母と祖父にも。
だからこそ尚更こんなこと言えない。
言えない。言えない。
でもずっと1人で抱えていけるのか?不安。
不安に押し潰されそう。
拘留中の彼が書いたノートを読んだ。
私のこと自分の気持ち拘留中の出来事などが書かれていた。
普段の彼ではない。
不安の毎日がその内容からとても伝わってきた。
どうせ薄っぺらい内容だと思っていた。
今でも彼のことが嫌いになりそうになった時そのノートを読む。