こんにちは、土屋です。
9月1日から上海に研修旅行にいってまいりました。縫製工場をいくつか見学させていただきましたのでご紹介します。
今の時期は日本向けの冬物ダウンなどをメインに作っていて、その中には誰もが知っているメーカーのものもありました。普段私が身に着けている洋服もこのように工員さんの手作業で1つ1つ作られているのだなぁと感心しました。
↓このようなダウン。デパートなどでもよく見かけますよね？
みなさん黙々とミシンを動かしています↓
縫製工場はこの工員さん達がいなければ仕事にならないわけですが、雇い主である会社にとって工員さんの確保には大きな苦労があるようでした。
というのも最近は大卒の人が増えてきており、工員を志望する人はどんどん減ってしまっているのだそうです。この工場も上海から車で3時間ほどの郊外にあるのですが、この辺りでもどんどん人が減ってきているので人員確保に必死です。その対策としてさらに郊外（まだ工員志望が多い地域）に5つのサテライト工場を作って何とか人員を確保しているとのこと。
向こうから来ないならこっちから出て行ってやる～という作戦です。これも1つの経営判断ですね。
人員確保もさることながらそれに伴い平均賃金も上がっているという現状ですから、現実はかなり厳しそうな印象を受けました。もう、人件費が安い昔の中国では無くなってきているようです。
↑これはダウンの検品作業をしているところです。1つ1つ丁寧にチェックしています。
工場見学は本当にへぇ～の連続で非常にためになりました。実際に行ってみなければわからないことってたくさんありますよね。自分の目で見て聞いて感じたことはただ本で見たものよりもずっと印象に残ります。
今の中国の現状。昔の日本も通ってきた道なんだろうな。そんな感想を持ちました。
現地の会計事務所にお話を聞き、ネットワークも構築してきましたので、中国進出を考えている方にはきっといいお手伝いができると思います。ぜひお声をおかけくださいね。
次回は観光の様子をお伝えします！
