大好きで
都度都度唱う、
ジャック•ブレル の
Voir un ami pleure
(友が泣くのを見る)
いくつかの訳詞があるが、
今までライブでご一緒した、
シャンソン歌手の方々や
自分の店、théâtre Paris Kidoriでも
偶然かもしれないが
ひとりの先輩を除いて
永田文夫訳の「涙」で
唱っていらしゃる。
20代の時、
その先輩が
古賀力訳「泣く友を見る」
で唱っていらした。
ハートを撃ち抜かれたような気持ちになり、
それ以来、レパートリーになり唱っている。
日本語にすると字数が多くなって
しまうのをより原詞に近く、
そしてポエティックである。
「今、この世界にアメリカはもうない」
非常に生々しい
子供のとき、
不幸にも内戦あっても
戦争なんぞは自分が生きているうちに
起こるなんて思いもしない、
呑気な感じだった。
朝、いろんなニュースが
飛び込んだとき、
友人が塞ぎ込んでるのを
見てしまったとき
訃報を耳にしたとき、
私を慰める
この歌が唱いたくなる。
唱いたいときに限って
ライブがないのだが。
