théâtre Paris Kidori 9周年、

3つの行事が終わりました。


お越しいただきだいたお客様方、

ありがとうございました。 




ひとつ目の

『夜よさようなら』は、

毎年続けてきたショー形式なので、

他の2つのより準備が遅くなりました。


ここで唱った楽曲を

もう一度通常営業であたためていきたいと

思っています。


二つ目の『ニューヨークにて』は、

3日間でしたが、

3日目に著しく成長した若手を

観れて報われた気がしました。


また、昨年からthéâtre Paris Kidori に

出演していただいた生川美沙さん

ワタシの大学の助手でもありますが、

振付をしてくださり、

また、彼女自身の新しい面も発見できて、

嬉しかったです。

引き続きシャンソンも頑張ってもらいたいです。




3つのショーで若手を牽引した藤田宏樹

3つの演目で膨大な楽曲と台詞を覚えることが

大変だったと思うが

これを乗り切った自信は

消えないだろう。




3つ目のオリジナルミュージカル『車輪の下』

ですが、今年2月から脚本にかかり、

作曲者小沼竜之と作業をしてきました。


昨晩は千秋楽でしたが

通常営業にみえる年配男性のお客様が、

帰り際涙を浮かべてらしたと

送り出しの出演者から聞かされました。


この事で、

ワタシのなかで、

全てが終了できた気がしました。


彼は普段、男の歌手には興味ねぇ

とおしゃっているので、

出演の大半男性俳優が担うこの演目、

喜んでくださるのか心配だったのですが、


一日前、この日だけは、

ピアニストが佐伯日菜子に変わりました。

作曲者小沼竜之の強い要望で。

客観的に作品を観たいと。

演者的には、

本番が少ない興行では

ピアニストが変わることは

嫌なものですが

シャンソニエ通常営業で

皆慣れているので問題なし。


千秋楽の小沼竜之の演奏は、

タマシイノエンソウでした

客観的に作品を観て

何かが生まれたのでしょう。

終了後は

ほぼ倒れかかかり、

すぐに帰宅しなければならない程でした。


ここまで自分を追い詰めて

作品に向かう、

彼は真の芸術家だと思います。

彼の回復を願います。


皆のそれぞれの糧になったのなら、

これから膨大に待っている

独りでやる片付けやお掃除

経理などの事務も頑張れます。

誰かの役に立てるシアワセを

皆ありがとう。


お越しいただいたお客様、

また、遠くから応援してくだすった皆様

重ね重ね、ありがとうございました。