バンズ・ヴィジットを観た。

トニー賞で10部門を受賞作品であるが、

なんとなく、

観なくてよいかなと思ったり、、、。

いや、

カリニモ大学で、

ミュージカル関係を教えてるし、

観なくてはと、迷ったり、、、。


敬愛する岸祐二氏が出演してるので、

決心し、

すごすごでかけた。


観て良かった!


音楽も素敵。

中近東の香りもする。


俳優さんたちも、

それぞれの役作りを

真摯にやられている。


周り舞台も、

効果的に使われていて、

ある情緒が、

舞台を支配して、

ココロが震えた。


なかなか、

政治的背景が難しいので、

劇場では、

楽しむ為の解説も、

置かれていた。


観ているうち、

思いだした。


香港に留学したとき、

アメリカ人

カナダ人

インドネシア人

シンガポール人

イタリア人

とか、次々異国の友人が

できて、

自分が国際人になった、

錯覚をお越して、

嬉しかった。


ある時、

イスラエル人のCAの友人ができた。

そんなこともあり、

香港の紀伊國屋書店で、

イスラエルの地球の歩き方を買って、

彼のことを知ろうとしりして、

イスラエルなのコトを尋ねるのが

楽しかった。


ある日、

一緒に飲んでいるとき、

自分のダンスの先生が、

フランス人であるが、

ニューヨークから来た、

ムハメッド先生と話したとき、


彼は形相を変えて、

僕の前で、

その名前をださないで!

と席をたち、

それから、

連絡がとれなくなってしまった。


その後、

自分の無知さを知り、

国際感覚の無さを

呪った。


そんなことが、

舞台を観ながら、

過ってきた。


舞台上では、

言葉や文化の違う人たちが、

サマータイムや

マイケルジャクソンで、

打ち解け合う。


生の楽器が

鳴り出したり、


素敵だ。


なんとなく、

宣伝美術は、オシャレではあるが、

作品の素敵さは、伝わってないと思う。

観る前、

オレをウキウキさせてほしかった。


もっと沢山の方々に

観ていただきたい舞台である。


今夜は、映画版も観るつもり。


バンズ・ヴィジットダイスキデアル。