昨晩は、

銀座『蛙たち』で歌わせていただいた。





あるお客様に、

『脱走兵』歌ってる?

とリクエストをいただいた。


過去10年に、

1、2回

歌ったような。


フランスで発売当時、

レコード発売禁止やラジオの放送禁止になった、ボリス・ビアン の『脱走兵』


このうたには、

苦い思い出がある。

ひとりで、

2ヶ月おきに、

藍澤幸頼唱会と題して、

毎回テーマをつけた、

ライブをやっていた。


その日、

迷彩柄のパンツに、

赤い刺繍の龍の付いた、

緑のタンクトップで、

お芝居をしている感覚で、


『脱走兵』を歌った。


3年くらい、

いつも応援してくださる、

男性のお客様が、

帰り際、


「藍澤くん、あんまり刺激的な歌は、

唱わないほうが良いですよ。」


とおっしゃって、

二度と客席には、

あらわれなかった。


20代の自分は、

単なる語り部で、

ニュートラルな状態で、

楽曲と向かいあってるだけなのに、、、と。

何故?何故?


お客様を失ったことが

とても悲しかった。


つらい、

経験になり、


いろいろな捉え方を

されるお客様がいるのだと

学習した。


二度と


ダッソウヘイは、


歌わなくなった。


10年に1回くらい、

引っ張りだして

みたりしたが、

苦い思い出が蘇り、

1回唱っては、

しまいこんでいた。


他の歌手のお客様が、

オレなんかに、

リクエストしていただいたのだ。


何かを

振り絞って

歌った。


ライブが終わって、

お客様が、

ありがとうと。


いつも、高木涼太さんに

リクエストしていたけと、

亡くなってしまって、

その後、

Rioくんにリクエストしていたけど、

Rioくんも、亡くなってしまって、、、。


悲しい顔をされていた。


、、、、、、、、、、、。


僕は、死にましぇんよー。

とふと、

口を突いてしまった。



明日のライブでも、


ダッソウヘイ


を唱うよ❗️