休業45日目。


今朝、Facebookで、

昨夜のTeresa Carpio 杜麗莎 の配信録画を観た。
 
テレサは、中国人とフィリピン人のハーフで、
香港人である。
3回くらいお会いしたこともある。
 
香港のオレの歌の先生、
クリスティンとも、とても仲が良い。

 
 
この自粛期間、
舞台やライブを主に活動していたオレは、
CMや映画の撮影を経験して、
求められることの相違をはっきり、
意識してきたし、
演技や歌も意識して変える作業をしてきた。
 
だからこそ、
今、花盛りの配信について、
ずぅーと考えてきた。
 
また、ライバーも花盛りで、
芸能人ではない、
素人さんが
すごい数の人々の指示を得ていて、
本来、人々を魅了しなければならない
オレなんて、
どんだけのものだろうと。
 
ライブを歌っているのを
聞いた事がある人々の配信の歌を聞いても
4割減に感じていた。
 
Théâtre Paris Kidoriの店主として、
生の音楽を売るモノとして、
手を出しては、
いけないんじゃないかと、
悩んでる。
 
生の音楽を聴いたことのない人々も
沢山いる。
その人々にとっては、
素晴らしいモノなのかもしれない。
 
うがった見方をして
「Stay Home」を歌って、
みんながんばろうと
誰かが歌うのを聞いても、
その歌い手のデモンストレーションに
しか見えない、偏屈なオレがいた。
 
今朝、テレサの配信を聞いて、
オレは、元気が湧いたのは、
紛れもない事実で、
この期間、
初めての出来事であった。
また、香港で頑張っていた時、
オレには、歌手としての理想があった事を
思い出させてくれた。
 
オレの先生のクリスティンもテレサも
子供の時から、クラブで歌っている。
何カ国語かわからないくらいの
レパートリーだ。
今回、テレサの年齢を調べて、
ビックリしたのだが、
2人とも、日本でも歌ってたのは、
知っていたけど、
テレサは、勝新太郎にクラブでスカウトされて、
日本デビューもしていた!
 
配信では、
英語
広東語
日本語
タガログ語
ポルトガル語
中国語
で歌っている。
 
世界中で歌ってきたあかしでもある。
オレの先生、クリスティンもそうだが、
香港では、歌手なら当たり前である。
 
そして、ミュージカルも、
今回は、ジーザスクラストスーパースターから。
そう、歌手にとって、
ジャンルなんてないのだ。
 
テレサもクリスティンも
香港のスター歌手たちの先生でもある。
 
3人の先生が教え子を連れて
 
みんなで歌う会もあった。
オレも呼んでいただき、
広東語で歌った。
 
てか、
責めている自分のファッションにびっくり、
虎柄の帽子に
光沢のあるムラサキのパンツである。
 
さてさて、
テレサの配信だが、
歌も素晴らしいが
MCも楽しく
メッセージが素敵だ。
 
歌の弟子たちに向けて
イライラしたり、
思い悩むのは、いけないよ。
何でも、たくさんの物事が良くなるには、
時間がかかるよ。
ココロを幸せにして
Patience忍耐が必要だよ。
音を発するのは大事、
イェーィ!ふぅ〜ぅ!
身体の力を抜いたほうが、
沢山の事ができるよ。
 
と、
 
藝術学校を卒業したとき、
オレのココロは、
真っ赤に燃えていた。
 
なのに今は、どうだ。
昨晩、歌を歌っても
楽しくなかった。
 
いつも、目の前にいる
ひとりのココロを動かせない
歌なんて、意味がオレにはないと、
やってきたじゃん。
 
オレの歌を聞いて、
ココロを動かしてくれる人がいたらと、
想像したら、
歌いたくてウズウズするじゃん。

ライブは、逃げないで、
待ってるじゃん❣️


人の気持ちをこんな変えるなんて、
 
テレサ、
 
アイムソータッチ。