昨晩、Théâtre Paris Kidori で、
辻雄飛が新曲50曲 を達成した。
Théâtre Paris Kidori の新人は、
50曲達成まで、
毎回新曲を歌わなければならない。
リハーサルもなしだ。
これが、ただ歌っている人たちとは、
違う実力がつくのだ。
オーディションの状況を50回やったことになる。
ミュージカルのオーディションに行ったときは、
それをしてこない人とは、
歴然の差が生まれる。
一足先に達成した、
藤田宏樹も瀧本真己も
シャンソン を歌いながら、
舞台で活躍している。
今、ミュージカル「デスノート」に
出演している藤田宏樹は、
鮮烈な印象を残すソロパートを
美しいテノールで歌っている。
稽古中に勝ち取ったパートだ。
毎回、勝負をかけて歌うことの意味を
うるさく解説したことも
功を奏しただろう。
とても嬉しかったし、
未来を感じさせてくれた。
ここまで来るには、3年半はかかった。
たぶん普通にやったら、5~6年かかるだろう。
お客様の付いていない若手を
安いギャラでも払い続けて、
出演させ続けるのは、自殺行為であったが、
成長した皆を見ていると、
店が無くなっても、
劇団四季に行ってたモノも含め
皆が残るから、良いかなと。
何よりオレに夢をくれている。
40の年を過ぎた時、
彼らは、シャンソン を歌ってきたことの
シアワセを再認識して、
あらためて恋をするだろう。
キミのユメは、オレのユメ
オレのユメは、キミのユメ
である。
へんな店主である。
もう自分の夢を見れなくなったのかもしれない。
ヤハリ、サビシイ。


