真っ暗なうちから、早起きしてLondonへ。
3年前も ParisからLondonへ行って、また、
 Parisに戻ってきたけど、
今回は、日帰り弾丸である。
宏樹が「レミゼラブル」に出演するが、
なんと1回しか、観ていないという。
それは、いけないと、
「レミゼラブル」を観るためだけに
Londonへ。
ちょっと親バカにも程があると
他人から言われたが、
自分でもそう思う。

若いとき、
そんなふうなことをしてくれる
オトナは、いなかったし、
きっと、自分がしてもらいたかった事を
宏樹にしているのだろうと分析。

Londonに着くと
 Parisより少し寒く感じる。
ミニ中華街は、新年の飾りが、
我慢できなくて
香港式の店でランチ。
大好きなんだアヒルをのせた、ごはん。
あー大満足。

少し時間があったので、
ぶらぶら、大英博物館の前だけ、
すごい列。
万国共通スタバでコーヒーを飲んで、
いざ劇場へ。

コンパクトな劇場で
前から14列目だけれど、
ずっと舞台が近く感じられた。

日本でいう旧演出だが、
テンポが昔の倍くらいの速さに感じられる。
時代と共に、
演劇的時間も変わっていく。

素晴らしいジャンバルジャン
声のバリエーションが凄い
役を生き歌う仕事がきちんとなされている。

迫力のジャベール
ただ、心の機微が一色に感じられた、
でも素晴らしい歌唱力。

リトルコゼットが白人だったせいもあるが、
黒人コゼット登場で会場から、
声があがる。

ブロードウェイでは、
いろいろな人種が公平に扱われるように
その時代、そこに黄色人種がいなくても
キャスティングされるようになったと、
外国人演出家から聞いたことがある。

違和感がないと言えばうそだが、
まだまだ僕の価値観が変わっていないのだと
自分を古臭く思う。
ただマリウスと恋に落ちるところは、
コゼットの方が、積極的に見えて、
しかも、激しく興奮していた。
なんだかなと
自分が古臭く思う。

エポニーヌは、
しゃくれてて、
役ではなく、猫背で
なんだかなと思っていたが、
「オンマイオウン」で涙ぐんだのは、
これが初めてだ。

大学で
「役で歌う」と言うことを専門に教えていて、
何百回も「オンマイオウン」を聞いたけど、
なかなか、こうはいかない。
英語の利は、あるが
とても勉強になった。

無理して来て、
自分の為にも良かった。

宏樹曰く、
「レミゼラブル」に
出演できて喜んでる場合じゃないと。

事の重大さに、気づいたらしい。

今さら感😭

そして、

1回しか観ていないのは、
うそで、2回だと、
翌朝発覚。
まんまと騙される。
宏樹曰く、
旧演出を1回
新演出を1回と。

宏樹が1回しか観ていないからと
何回も話にでて来ていたのに、
とても嫌な感じだ。
オトナをてだまにとった感。
でも、藍澤、
もっともっとオトナにならなくては、
もうこの話は、しない。