次回、レミゼラブルに
Paris Kidorのスタッフ兼歌手、
藤田宏樹の出演が決まった。

芸大を卒業して。1年間がたとうとしていたけど、まだ舞台に出演できていなかった。
一年半前、たまたま、Paris Kidoriに、ひと足先にレミゼラブルの出演した、同級生でもある、杉浦奎介のライブを母親と観に来ていた。挨拶を交わした瞬間を今でも覚えている。

その当時のスタッフにあのコどうかな?
と尋ねると、良いと思うの答え。
試しに、クリスマスの3人のライブに出演してもらった。1枚目の画像は、その時のもの。

ただただ、素直にナンバーを歌っていく。
そこには、表現というもは、
全くと言っていいほど、存在しなかった。

Paris Kidoriで沢山の先輩の歌を聴きながら、
毎回9曲歌わせ、新曲を50回強制した、
次第にお客様が口々に
宏樹が変わってきたと。
その間、
赤坂ACTシアターや新橋演舞場で
舞台も経験した。
その間、僕が怒り狂って
「もう、来なくていい!」
三下り半をたたきつけられたこともあった。
何週間も経って
夜中0時過ぎに
萎れた仔犬のように店の前にたっていたこともある(笑)。あの日もどってこなかったら、
どうしていただろう。

レミゼラブルのオーディションが決まってから、
毎回、カフェソングをお客様の前で歌わせた。
岡幸二郎氏にも、複数回聞いていただいて、
低音が
「ネ◯ロ」
とか
「つまった便器」
とか
有り難い言葉も頂戴した。

身体の角度、姿勢、目線
すべてを注意し、
オーディションの服装も僕が
コーディネイトした。

コールバックの前も、
Paris Kidoriに寄らせ
僕の前で歌わせた。

2枚目の画像は、
宏樹がウルウルしながら、
歌っている。
最近は、
音楽をまもりながら、
感情をのせていくことを覚えた。

普通だったら、3年かかるものを
1年でつめこんだ、
そして、宏樹がそれに答えてくれた。

成長を根気よく見守っていただいた、
Paris Kidoriのお客様をはじめ、
周りの方々に感謝の気持ちを
片時も忘れる事なく
頑張ってほしい。
やっと、ミュージカル俳優としての切符を
いただいたのだから。

また、今年の1月に宏樹が言った。
「ミュージカルとシャンソン、
両輪で頑張りたい。」
と言う言葉を
半信半疑ではあるけど、
信じているよ。
おめでとう。





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