昨夜、
Paris Kidoriでシャンソニエデビューした
若手歌手が他のシャンソニエで
飛び入りで歌った事実が判明して、
胸が破裂するほど
動機がした。

若手がどこの店に出演しようと
かまわないが、
ウチでデビューしたコは、
そうは、いかない。
お客様を呼ぶことを強要していないので、
あちこちに僕が声をかけながら、
だんだんお客様に認知してもらってきた。
また、歌やオーディションのアドバイスをし、
然るべきヒトにお願いできる場合には、
僕が頭を下げる。
飲食代も払わさない。
できる限り、面倒は見る。
他のシャンソニエに出演する余裕があるなら、
お客様を読んで欲しいし、
出演日を増やす。

そこに出演したいなら、
まず、ウチを辞めてくれと言った。

一般のライブハウスで
ゲスト出演など仕事は
かまわないが
シャンソニエでは、
ウチでしか聞くことのできない
唯一無二の表現をもった歌手しか
育てる気はない。

こちらは、店の存続がかかっている。
また、胸が痛い。
この一年がムダだったように
思えて、悔しくてたまらない。