先日、ある演出家とお話しをした。
その方曰く、小学校時代
体育館の掃除中、みんながサボってしまって
いなくなったが、なんとなく
「神様がみている。」
と思って黙々とひとりでお掃除をしたとのこと。


自分も学校やアルバイト先で、
掃除をサボったことがない。
自分の場合、臆病だっただけだが。
ホテルの客室清掃の
アルバイトをしたことがある。
いつのまにかフロアの責任者になり、
しまいには、そのホテルの清掃部門の所長にされてしまったことがある。
俳優なので、全力を注ぎこめませんと
退職した。
僕には、サボるという感覚がない。
なぜならば、すべて俳優修行をサボることになって、才能のない自分がサボったら、
すぐ消えるとビクビクしていたからだ。


その演出家いわく、
千秋楽がきて
みんなが打ち上げにこうじてる中、
楽屋のゴミを片付けたり、、、

僕がやります!という骨のある若者は、
いなかったのだろうか?

Paris Kidoriの
スタッフを兼ねた、
歌手やミュージシャンには、
うるさくいっている。
でも、まだまだだ。

商業演劇で出会ったスターの方々ほど、
気の使い方が半端ない。
だから、スターになったのだ。

先日、劇場にスタッフとしてかかわった時、
年上のミュージシャンの方々の空のお弁当を集めてまわった。
ウチの子たちは、進んでやるだろうか?
いやいや、自分の子ではないから、
知らなくていっか⁉︎

飛び抜けて
誰をもねじ伏せる実力があるなら
いっか⁉︎

あー気になる。
俺にかかわった若者よ、

神様がみているぞ!