去年の7・25に、シャンソニエ Paris Kidoriを開店した。

ありがたいことに、東京郊外の国分寺にある小さいライブハウスなのに、

出演したいといろいろな形で申し出をしていただく。

 

Paris Kidoriの小さいステージには、開閉式の幕がついている。

小さい劇場と勝手に思っていて、僕はそこの芸術監督だと思っている。

 

外国の劇場で芸術監督が変わると演目ががらりと変わることがある。

つまり究極、僕の好きな色のアーティストにご出演いただいている。

ありがたことに、あるお客様に

「藍澤さんがお呼びしているアーティストはどの方も素敵だ。」

と言っていただいた。

 

正直、儲けは度外視で、ビジネスマンとしては、失格だ。

ライブ以外の日に、Barを開けるのもライブを支えるためだ。

まだ、僕の給料は出たことがない。

そんな苦労をしているからこそ、

 

尊敬している今が旬なアーティスト、

これからを感じさせてくれて、僕にも夢をくれる若手

そして、何よりも大事にしているは

うまいだけじゃなくて、

表現に、Creativity(創造性)を持っているアーティストに

ご出演いただいている。

それは、誰かに似ているなんてことはなく

唯一無二のアーティストだ。

 

Paris Kidoriは、箱貸をしていない

小さいけれど、

プロだけが、出演を許されるステージだ。

 

いつか、Paris Kidoriに出演することが

アーティストのプライドになるように

歯を食いしばって頑張っているところだ。

 

お店にいらしてこともない方からメールで出演依頼がきたり

営業時間以外に、お店のドアをたたいて、出演募集はないかと問い合わせがあったり、最近嬉しくもあるが ? である。

 

かつて、僕もお店を訪ねてオーディションをお願いしたことはあるが、

きちんとお客として、ステージを聞かせていただいてから

お尋ねした。

 

歌を聞いたことがことがない方に、ご出演いただくことはない。

しかし、

Paris Kidoriは、

実力、または、才能があり

Creativityがあり

センスがあり(衣装も含め)

性格が良い方  

(ここ重要、ご出演いただいている方々は、良い方々ばかり)

路面店なので、飛び込みで来られたお客様を納得させることができる。

 

そんなアーティストには、門戸を開いています。

 

Paris  Kidoriは、ちょっと偏屈かもしれません。

都内には、あなたを歓迎してくれるもっと素敵なライブハウスがありますよ。

それでも、Paris Kidoriにということなら、

理由を聞かせてくださいな。