フランス映画「大統領の料理人」を観た。フランス共和国大統領を務めたフランソワ・ミッテランのプライベート・シェフとして、1988年から2年間仕えた女性シェフのお話。映画の予告では、おいしそうな料理が強調されていたけど、物語は彼女が南極基地のシェフになっているところからはじまる。

組織の中で、正しいことをやろうとすると必ずといっていいほど、ジェラシーという悪いエネルギーが働く。
その為に人は疲れ、挫折するけれど、よいっしょと体をもちあげて、そこからまた次へ向かって行く。
決して料理だけのお話ではなかった。
劇中で、南極基地の野郎たちがふざけて「パローレパローレ」を唱ったり、「蛍の光」をうたったり、自然に笑顔になっていた。
しかし、お腹がすく映画だった。藍澤 幸頼のブログ