昨夜は、ライブだった。

はじめて歌をきいてもらう若い人が来てくれた。

とてもうれしい反面、いつも言うのだけど、

はじめて歌を聞いていただくときは、パンツを脱ぐより恥ずかしい。


自分の根底にあるものをお見せするわけで。

これを否定されると

自分の存在意義も否定されるような恐怖を覚える


よく酒場ののりで、カラオケでシャンソン唱え、歌えといわれても

絶対にうたわない、いや唱えない。


たぶん、自分は、唱うという行為ではなく、表現をしているというところに

イルつもりだ。


昨夜、ある歌手の方がお店に見えた。

あまりに唱う時と違うので、その方だとは暫く気がつかなかった。


とりあえず酔っている人という認識。

酒場はなれているので、酔っぱらいはなんともおもわない。


自分の詞で、「出て行ってくれ」と唱っている途中


「いやよ!」「おばさんはでていかないわよ!」

と叫んだ。


とりあえずシリアスな歌なので、無視して唱い切る。

たぶん、自分のお客さんだったら、

「出て行けと言う前に、あなたは部屋にいれてません。」

と言うところだったが。

そのあとも、「愛するとき」を唱ったら、

「ぶ~ぶ~、わかってないわよ!」
とのたまわった。

その後もぶつぶつぶつぶつ。

キャリアのある方なので、オレの歌の批判はかまわないけど、

他のオーディエンスの邪魔はしないでくれと思った。

でも、とりあえず存在を無視してたら、

ひととおり共演者の方をほめちぎって

「彼、ごめんなさい」と言って出て行った。

さびしい人だ。

一生懸命試行錯誤努力無理して、なんとか若い世代をお店までひっぱってきたのに

こんなとこみせるなんて、、、、、

そのひとの心の隙間を考えると切ないが、

こっちも、ぎりぎり切ないとこで、なんとか唱ってるのだ。

お酒を酌み交わし、話せばもしかしたらわかるかもしれない。

でも、もうそんな時間はないくらいぎりぎりだ。

いよいよBirthday Live お越し、ご予約をお待ちしとります。

(かなしく崩れた画像)
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