株式投資で勝つための指標が1冊でわかる本 (PHPビジネス新書)

株は高くなると買おうと思う人が多くなる

 

指標を読むことができれば、冷静な判断で投資ができ、成功確率を上げることができる

 

PER個別銘柄は20倍、市場全体は15倍以下を目安にしている

 

投資をする目的は、自分や家族が楽しく豊かな生活が送るためであり、資産を増やすのはその手段に過ぎない

 

アマチュアは時間を上手に使うことが重要(長期投資)

 

投資家は企業の安全性、次いで収益性と将来性を見るのが正しい順番

 

アマチュアがプロに勝つには

リスクがとれる余裕資金で

経営が安定している優良企業の株を

市場全体の地合いが悪いときに買い

個人投資家の最大の武器である時間を活かし長期保有する

株価の上昇とともに年3%前後の配当利回りを継続的に得ていく

 

インデックスよりどれだけ高いパフォーマンスを発揮できるか

 

過度に下がったときこそが個人投資家が株を買うチャンス

 

それを見極めるために経済分析の力、投資指標を継続的に見ている必要がある

 

株価分析の能力があれば株価が上がる可能性の高い企業の株を買うことができる

 

株のバーゲンセールである株価が下がり過ぎているときに買うべき

 

5年に1度、10年に1度は買いどきがくる

 

株価が全体的に低いときに買い、配当利回りを重視(年3%は可能)

 

日本リスクを回避する(膨大な借金、デフレ、人口減少など)

 

日本より信用度の高い外貨ベースの投資を行うことが合理的になりつつある

 

日本企業の中で海外で大きな利益を出している企業、グローバルに活躍している企業に投資する(ことが日本リスクを避けることになる)

 

最適な投資ポートフォリオは攻めるお金・守るお金・実物資産を1/3ずつ持つこと

 

経済分析・企業分析・株価分析などを極める

 

暗号資産は国家の裏づけがない通貨

 

20年以上日本人の給与は上がっていない

 

新型コロナで未来が早くやってきた

 

景気動向指数が重要

 

日本は巨額の財政赤字を抱えており、金融がおかしくなると、インフレや金利の急上昇が起きる可能性がある

 

日本国債が暴落しないのは、国債の9割以上が国内で消化され、経常黒字を稼いできたから

 

為替相場はその国のファンダメンタルズで動く

 

日本の個人金融資産は2000兆円程度で預貯金が1000兆円以上ある

 

アメリカはホワイトカラーは月給、ブルーカラーは週給が一般的

 

アメリカでは自動車も住宅も飛ぶように売れている

 

世界経済の約17%がアメリカの個人消費が支えている

 

巨額貿易赤字を続けながら米ドルの価値が落ちないのは米ドルが基軸通貨だから(経済力と軍事力も)

 

アメリカの実体経済は強い

 

中国経済は巨大化している

 

東証の株の1日の売買代金は2兆円が標準値、3兆円を超えると過熱気味、1兆円台なら低調

 

日銀・GPIFはETFを買っている

 

日本だけが名目GDPが伸びていない

 

売上原価は売れた分だけ計上される

 

負債の割合が大きい企業は倒産リスクが高く、純資産の割合が大きい企業は安全性が高い

 

企業は流動負債を返済できなくなった時に倒産する

 

流動比率120%以上が安全

 

倒産危機で重視するのは手元流動性(大企業で1か月分、中小企業で1.7か月分欲しい)

 

ROAを高めることでROEも高まることが大事

 

セグメント情報をチェックする

 

CF計算書で将来性を見極める

営業CFが+であること

CFマージンが10%以上あると優良企業と言っていい

投資CFがマイナスとうことは企業が投資を積極的に行っていることになる

 

危機のときは手元流動性を確保することが必要

 

PERが高い企業は下落リスクも高い

 

PERが低い企業は収益力が低い場合もあるが業績が安定し、株価下落リスクが低いとも言える

 

PBRが1倍以下なら株価下落リスクも低い(2倍以下がよい)

 

〇重要な7つの指標

自己資本比率20%以上

売上高成長率前年比プラス

当期純利益伸び率前年比プラス

配当性向30%以上

配当利回り3%以上

PER20倍以下

PBR2倍以下

+海外でも稼いでいる、新しいことに挑戦している

 

大和ハウス工業

三井住友FG

武田薬品工業

住友金属鉱山

小松製作所

トヨタ

キャノン

三井物産

セブン&アイHD

 

PER,PBRで買われ過ぎている株は避けた方が無難

 

好景気の時は、製造業が敏感だが、卸売業・小売業がまず業績が好転する

 

〇投資信託はこれは買わない

純資産1000億円以下

設定日から3年以内

 

モーニングスターレーティングが投資信託を格付けしている(5つ星が上位10%、4つ星が上位10~32.5%のパフォーマンス)

 

積立も時間の分散投資

 

松下幸之助

「新しい日本の繁栄、平和、幸福、そして国家国民の真の安定のためには、やはりなるべく多くの国民が株を持った形態において、国家産業の興隆に寄与するということを、力強く推し進めていくことが肝要だと思うのである。そうすれば、株主に投資した株式から受ける利益だけでなく、投資することによって産業が興隆し、社会が繁栄することから起こる、いわゆる社会共同の繁栄による利益なり恩恵を受けることができる。つまり大衆は、株をもつことによって二重の利益を得られるわけである。」