やっと観にいけたよ、映画版レミゼ!レイトショーだったけど、客席はほぼ満員。先日ゴールデングローブ賞(ミュージカル・コメディ部門など)受賞、アカデミー賞も8部門でノミネート中という話題もあるだろうが、プロモーションも上手いよね!「当たらない」というミュージカル映画のジンクスを覆す大ヒットのようです(*^▽^*)
1985年初演の舞台を映画化した、ということで、ミュージカル同様に全編歌のみで綴られる作品になってるので、ヴィクトル・ユゴーの原作あらすじを全く知らないと、ちょっと駆け足気味な展開に追い付いていけないかも?(便宜上、字幕を省かれた訳詩もあったようだし。)
しかし、そんな「予備知識を補う」必要があっても観るべき。特にミュージカルのレミゼファンとり感慨深い場面だらけ!
ミュージカル映画の定番であるリップシング(歌・映像別撮り)ではなく、歌唱シーンは全てライヴで撮るというこだわりを持ったため、キャスティングもこだわりが。「オーストラリア」 (2008年・豪)に唯一の不満だった「何故ヒューに歌わせなかったのだ!?」という私の鬱憤を晴らすべく(笑)、主人公・ジャン・バルジャンでは歌いまくりますっ!!囚人番号24601から晩年まで、急激なウェイトコントロールをしてバルジャンを演じたHugh Jackmanの表情豊かな歌もたっぷり堪能。
映画版だから出来ることにこだわったのかも?と思う特徴として特記したいのが2つ。その1つが「歌唱シーンでのクローズアップ」であり、歌い上げること以上に、その表情を抜かれる為に“演技”へも傾倒を要しているかと。
それを最も効果的だと感じたのが、ファンテーヌ役のAnne Hathawayの“夢破れて(I Dreamed a Dream)”だった。高い歌唱力を求められるナンバーだけに、過去に色んな歌手・ミュージカル女優が歌っていて、既にお馴染みのビッグナンバー。自然と評価が厳しめになるけど、あんなに歌詞の一行一行ごとに細かく表情を変えて歌うファンテは初めて観た!その変化し続ける表情をずっとアップで映すスクリーンを見つめるだけで、涙がとめどなく溢れてたよね……。
マリウス役のEddie Radmayneがどうしてもビブラート部分で力んで口元が震えちゃうのも、“カフェ・ソング(Empty Chairs at Empty Tables)”に限っては、悲哀に満ちてて良かったかも!?
もう1つは「リアリズムを追求したセット・衣装のロケーション」かと。舞台ではどうしても表現できないのが最下層民の貧しい姿だと思うのだが、“一日の終わり(At the End of the Day)”の序盤で映ったモントルイユの街の民衆の姿のリアリティーが、切羽詰った合唱も含め、震えが来るほど素晴らしかった!!
そしてバリケードが築かれるシーンも、映像だからこそ出来る醍醐味を味わえて最高だった。これがあった後の学生たちの戦いのラストシーン直前が……あぁ、もうっ!
バルジャンを執拗に追う警部ジャベール(Russell Crowe)のソロシーン&バルジャンとのデュオシーンは、特に「この構図、さっきも出てきたな」というリプライの連続で素晴らしかった。
私のオリジナル舞台版の記憶が確かならば、舞台とは違った演出や流れのシーンもあり、そのせいでエポニーヌ(Samantha Barks)の片思いがより切なくなってたかな?マリウスのデレ部分が無くて可哀想だよ!
そしてガブローシュ(Daniel Huttlestone)が大活躍!今までガブ君って、WSSにおけるエニィ・ボディスな役割だと捉えてたんだけど、常にガブの隣でサポートしてるクールフェラックかな?そのお陰でABC友の会の中心に既に居るからこそ、最期のシーンが!……感動的でしたわ(´□`。)
バルジャンを改心させる司祭がColm Wilkinson(レミゼ10thコンサートのバルジャン)だったり、軍隊長がオペラ座25thコンサートでラウルだったHadley Fraser(WE版ジャベール)だったり、ABC友の会にレミゼキャストが混じってたりで、面白い。
色々な伏線があるので、友人らとあーだこーだ語りたい!そしてまた観直したいっ!!という感想でした(^ε^)♪


