アメブロを開始してから、どうやら5回目の「観劇記録」です。「せめて舞台の感想くらいは、その記憶のある当日中に!」と思ってましたが、今や段々と宿題を溜め込むくせがつきましてア セ その他の記事も、twitterのログ機能がサービスした途端に滞ってます(汗)。

とりあえず、今年観たお芝居やイベント、ひっくるめて舞台公演をば綴ってみます!


1月

『SONG&DANCE The Spirit』 四季劇場[秋]


2月

『ハムレット』 シアタークリエ


3月

グループる・ばる『八百屋のお告げ』 座・高円寺1

KAKUTA『Turning Point【分岐点】』 下北沢 ザ・スズナリ

アクサル『三銃士~仮面の男~』 神奈川芸術劇場 大スタジオ


4月

『ニジンスキー』 銀河劇場

『コーヒープリンス1号店』 青山劇場

『負傷者16人―SIXTEEN WOUNDED-』 新国立劇場 小劇場


5月

『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012 前夜祭』 東京国際フォーラム ホールA

WBB『プレイスター』 全労済ホール/スペース・ゼロ

『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012 N.314』 東京国際フォーラム ホールA

『Delicious』 青山ベルコモンズ クレイドルホール

『負傷者16人―SIXTEEN WOUNDED-』 新国立劇場 小劇場

『燕のいる駅』 三鷹市芸術文化センター 星のホール

DIAMOND☆DOGS『TEN STEPS』 博品館劇場

『エリザベート』 帝国劇場


6月

『エリザベート』 帝国劇場

『LITTLE SHOP OF HORRORS』 本多劇場

7月

『ドリームハイ!』 新国立劇場 中劇場

『*pnish* room vol.8』 ラフォーレミュージアム原宿

『ルドルフ ザ・ラスト・キス』 帝国劇場

『ナイトin土屋 vol.3~オペラシティ脇での待ち合わせ~』 LIVE BAR The DOORS


8月

『アルジャーノンに花束を』アクアチーム サンシャイン劇場

『CATS』 キャノン・キャッツ・シアター

『夢から醒めた夢』 四季劇場[秋]

『ミス・サイゴン』 青山劇場


9月


10月

『アジア オーケストラ ウィーク2012 九州交響楽団』 東京オペラシティ コンサートホール

『XY2(クロス)』 DDD AOYAMA CROSS TEATHER

『*pnish* on vol.8』 俳優座劇場

『DRAMATICA/ROMANTICA V』 シアタークリエ


11月

『ウェストサイド物語』 四季劇場[秋]

『客家~千古光芒の民~』 銀河劇場

『Delicious Deluxe』 日本橋三井ホール


12月

道学先生『あつ苦しい兄弟』 座・高円寺1

『SOLO DANCE PROJECT TOUR2012→2013~世界にひとつだけの華達~』 鎌倉芸術館 小ホール

WBB『苦闘のラブリーロバー』 赤坂RED/THEATHER

『組曲虐殺』 銀河劇場


やはり、というか昨年からのダンス公演熱が持続し、CSBの方々や長澤さんに惹かれて観に行ったダンス公演が連なってるのが、例年とは違うところでしょうか?それと、久しぶりのオケコンなども行けたのは良かったです。

やはりミュージカル作品は多め&リピートしてますが、四季作品をさほど観に行ってなかった事実にびっくりですふぇいす

結果は、34作品46公演に脚を運んでました。最多リピートは『Delicious』(再演『Delicious DX』含め)の5回でした。

「今年最も舞台上で拝見した役者さん」は、土屋さん(計5回)でもなく、芳雄くん(計6回)でもなく、洋ちゃん・准ちゃん(各2回)でもなくて、大樹っちゃん(計8回)だったのも意外でしたなー!次点がシャオチャンと新上さん(各7回)ってのは……デリシャス観すぎでしょ!(笑)


今年は、ひっそり応援していた劇団が2つほど「変革」があったようで、今後どうなるのか情報が分からず、(勝手に)おろおろしてきまった時期もあったのですが……どうやら一通りの「決着」がついたようで、来年以降の動向が楽しみです。


今年も、各公演時にご一緒していただいたお友達のお陰で、楽しい観劇ライフを過ごせました。

相変わらずの、備忘録と化してるブログですが、訪問して頂いてる皆様には感謝しても尽くせません!

2012年も残り僅かですが、よいお年をお過ごしくださいね!音符

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井上ひさし生誕77フェスティバル‘12 こまつ座&ホリプロ公演
『組曲虐殺』 @銀河劇場


初演 を観た時は、これが井上先生の遺作になるとは思いもよらず。3年経って再び栗山氏の演出・オリジナルキャスト陣での再演、もちろん小曽根さんの生演奏も会場も同じですが……しかしながら、何よりも井上先生が既に故人であるというのは、感慨深かったなぁ。
しかし、今回のポスタービジュアルが発表されたのを観た瞬間、あの「胸の映写機」の光景が脳裏に浮かび、嬉しさを隠せませんでしたね!そう、井上先生が最期に描いた心温まる光景がコレですもの。


今回のパンフレットに栗山氏が寄稿した一文に「演劇は『現在、今この瞬間を担う表現』だと言われるが、井上さんの作品はさらに未来までをも見通す。歴史の歯車、その軋みを感じ、近い将来に訪れるであろう時代の変転を書く。」とあったが、確かに初演時の2009年秋よりも、今この状況は多喜二が憂いた昭和初期の社会の歪み、弱者に生き辛い世相になってしまっている。

演技派揃いの役者陣でしたが、遅筆で有名な井上先生の脱稿が本番4日前の初演だったので、その開幕直後に観た時は、正直まだまだ全体で演技を練る、という段階ではなかったような記憶がある。個々は丁寧に、登場人物を演じていたけど、6人揃った団欒・ひと悶着の場面では、台詞やト書き、付けられた演出をこなすのでいっぱいいっぱいだったかと。

(いや、それでも充分に笑いは起こってたし、可笑しかったんだけどね!)

それが、既に完成原稿があり充分に稽古が出来たであろう今回の再演は、登場人物のキャラクターや対峙する相手の反応も加味しながら、その場面ごとの心情などを深く掘り下げて演じてるなぁ、と感じ取れた。

特に、三鈴さん演じる多喜二の妻・ふじ子の印象が、かなり変わった気がする!同じ革命家として、同士として多喜二を支援する女性として、その結果夫婦になったという経緯に、更に一人の女として多喜二に惹かれて愛情を持っていたという部分が、より明瞭になってたかと。

瀧子には「申し訳ない、仕方ないのよ。」と説きながらも、時代が違っても決して譲らなかったかもしれないふじ子自身の恋情も垣間見えていた。

地下アパートでの変装演技や、山中屋パーラーで拳銃の細工がバレた時の反応など、コミカルなシーンも凄く可笑しく、振り幅が良かったなぁ!(-^□^-)

特高の2人も、実にリアクションが巧い!自作した小説原稿を読んでもらってる時の山本(山崎さん)のソワソワした感じも、特高のスパイ作戦をチマ姉さんに脅されて自白しちゃう時の焦りっぷりなど、細かいとこまで拘って演じてたかと。そして、序盤で古橋(山本さん)が、大阪府警の取調室で、多喜二に自白を促しちゃうまでの軽妙なやり取りも、とてもナチュラルで。芳雄くんと山崎さんを加えた3人の会話のテンポが実に良くかった!


前回は“伏せ字ソング”などでがなる歌い方が気がかりだった芳雄くんは、今回は無理せず、ちゃんと聴かせることにも意識が高くなってたかと。“独房からのラブソング”は顕著に表情が分かるくらい、小節ごとに哀愁を漂わせるような、多喜二として世を憂う様が出てたし。

“信じて走れ”は、さすがというくらい、会場の隅まで歌声が響き渡る!本当に、ベルトが力強くなったよなぁ……と、ミュージカル俳優としての魅力も、ちゃんと発揮してたかと。


今回は演奏する小曽根さんにも着目する余裕が出てきたのだけど、これがまた実に凄い!

女優陣の歌う“豊多摩の低い月”は、階下のさとみちゃんや高畑さん、三鈴さんを見つめたまま、その歌声に合わせていく伴奏だったのに対し、“伏せ字ソング”や“独房からのラブソング”など、芳雄くんの伴奏時は一切芳雄くんの方を観ずに、そのブレスを感じ取って阿吽の呼吸で「合いの手」を打つように弾いていたのが印象的だった!

あと、間奏曲も今回はちょっとアレンジ変えてたかな?倍音が連なる激情感たっぷりのやつやらjazzyなものやら、表情豊か!しかも、途中脚でリズムを刻んでた音も聞こえてきて、楽しかったな!


高畑さんは、やはり素敵な女優さんだった。小樽訛りで弟を明るく励ますコミカルな姐さんが、最後山本から多喜二の拷問の様子を聞く時、一切の感情を抑え込み、トーンを抑えたまま淡々と話す様がとても切なかった。愛する弟を奪った警察への憎しみもあれど、その前に一緒に財布を覗いたり、おしくらまんじゅうをして「共感した思い出」もあるからこそ、そして弟の活動の行く末を何処かでは予感してたからこそ、何処に気持ちの置き場を求めるべきなのか……チマ姉さんの苦しみを精一杯押し殺した上での、あの台詞運びだろうな、と思うと切なさが増したよね!

あと、やっぱりチマ姉さんの口から語られる旦那さん、即ち多喜二の義兄の男っぷりが素晴らしかったです!

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WBB vol.3『苦闘のラブリーロバー』 @赤坂RED/THEATER

“robber”が片仮名だと“ロバー”表記なんですね……馴れないなε-(´∀`; )
佐野兄弟ユニット第3回目は、瑞樹くんチョイスらしいワンシチュエーションコメディ。元々は劇団イヌッコロの作品なんですね。
クリスマス時期にぴったりの、ハートフルなコメディを、19日の仕事終わりに行けたら……と考えてたところ、スムーズに定時上がり出来たので当日券で。ちょうど中腹の座席だったので、観やすかった!


大樹っちゃんが「今回は大変!」と云うのに共感できる泥棒役。うっかりシェアハウスに忍び込んだもんだから、次々現れる住人から、やれ彼氏だのー、危ない職業のお兄さんだのー、モンゴル人だのー、存在がレアな同居人だのー、と勘違いされ(笑)。取り繕うために、逐一「設定」を引き戻されててんてこ舞い!

大樹っちゃんが散々振り回され、泣きそうなお顔になってるのが……可笑しかった(* ´艸`)

後は、皆さんが「勘違いの状況の面白さ」を伝えるべく、凄く丁寧に演じられているのが分かった。

アドリブとか、余計な演出は抑えて、脚本に書かれている状況と台詞の面白さを最大限に生かそうという感じだろうか。確かに、必要以上に濃いキャラクター作りをせずとも、既に設定・描写されてる登場人物は十分にユニークなので、わざわざ色を足さずとも良いし、かえって抑え気味で進めた方が後に控える「勘違いと歯車がかみ合ってない」設定の面白さが引き立つので良かった。

(徐々に、辻さんの劇団員が面白い動きをし始めるけど……それはそれでアリかも!?)


配役も結構ハマってるな、という印象。観劇後、瑞樹くんの役をてっちゃんが演じてたというのは驚いたけどね!瑞樹君だからこそ、あのぶん回し、というか陽気な決めつけが似合ってた(笑)。

笠原さんは、いつみてもああいう強面な配役だなー、と思うんだが説得力あるからいいのかな?弟の法月くんへのデレッぷりが、妙に分かるな(笑)。

牧田君の新興宗教ナイズな感じも、どこか抜けてるからこそ、最後は「大団円」で締めくれたし。オチを付けるとこが、なんか無理やりな印象は否めないけど……聖なる夜の出来事だからこそ、そういった温かい、優しい雰囲気でもいいでしょ!と思える作品でした。


笑い処を知ってるとどうなんだ?と思うので個人的にリピートはし難く、今回は1回のみの観劇に。でも、脚色付けずとも面白い作品なんで、他の団体で上演する時があればチェックしてみようかな!?