『ロックオペラ モーツァルト』 @梅田芸術劇場 メインホール
先週シアターオーブにて公演してたL' Opera Rock Mozartは結局ルージュver.しか観れなかった&遠目だったから消化不良で(´□`。)
その後から劇中ナンバーが脳内をぐるぐる駆け巡り……。「やっぱインディゴver.も観たいし、もう1回ルージュver.も!」って衝動の赴くままに大阪へ。
今日明日は1日2回公演を別バージョンで、という東京では無かった試み。客にとってはマチソワで制覇出来るけど、終演してから2時間後にゃ別の役……過酷だっ!!(((( ;°Д°))))
昼公演は山本モーツァルト&中川サリエリのインディゴ初鑑賞。
稽古前に、耕史くん自ら演出のフィリップ・マッキンリーに「2人とも全く違う役作りのアプローチになると思うけど、その辺の演出プランはどうなのか?」と問いかけたらしい。フィルは先にブロッキング(場面毎に動きを付ける)をして演出家のプランを手渡した後、俳優の魅力や役作りを加え“演出”していくタイプだったようで。最初から型にはめ込むと、スイッチキャストでも同質のものを強いられるのか?と不安になりますよね(^▽^;)
台詞や衣装は一緒でも、2人とも其々のモーツァルト&サリエリ像で、全然違うっ‼
山本モーツァルトは、アッキーより年齢設定が上な印象で、自分の音楽の才能に自信満ち溢れる故の「自信家」なかんじ。自由人なとこも、自分が正しい!と思ってるからこそ、突っ走ってるタイプ。センセーショナルな言動をありのままに出しちゃって、その領域についていけない周囲の人々から奇人・異端扱いされてるな、という印象。とにかく自由に振る舞いながらも、自分の中では芯が通ってそうなヴォルフガングだった。
耕史くんの見目麗しさもあって、とにかく色気漂う恰好いいヴォルフ!才能だけでなく、男性としても魅力的なんじゃないか?と思うくらいでさ。女性を侍らす姿とか、コンスタンツェが一目惚れしちゃうのも分かる!という感じ?きっとアピールしなくても女性の方から寄ってきちゃいそうな、フェロモン駄々漏れの耕史ヴォルフの色気……うん、土方さんのタラシがちらちら過るね(笑)。
花婿衣装なんて、耕史くん基準で作成したでしょ!?というくらい、王子様ルックでしたしね(笑)。
対するアッキーのサリエリは、陰湿そうで嫉妬心を必死で抑え込んでそうなサリエリだった。冷静沈着な耕史くんのサリエリよりも、人間臭いというか感情的というか。
“勝利の代償(Victime de ma victoire)”で追いかけて来る2匹の山犬(※苦悩ダンサーです。笑)から必死で逃げる様などが印象的だったなぁ~!
台詞回しも特徴的だからかな?ニヒルな耕史サリエリよりもデフォルメしやすかったのでしょうね。湯澤さん演じるローゼンベルク伯爵のサリエリの真似っこ、面白かったです!!(笑)
2人がチェンジして歌ったモーツァルト、サリエリのそれぞれのナンバーに関して言えば、インディゴでもルージュでも、これは聴いた各個人の好みに寄るものだと思う。
ハスキーな耕史くんの声で歌う“トラブル・メイカー(Le Trublion)”は序盤からロックテイスト全開!確かに、最高音のキーは、耕史くんのベルトよりも上のようだから、ファルセットで出さなきゃいけない箇所も多く、キツそうだけどね……モーツァルトのソロにはコーラスが入ったりするから、耕史くんのキーに合わせた微調節が出来ないのは、スイッチキャスト故に大変よね!
デュエットの“死すべき定めなら(Vivre a en crever)”は両ver.ともアッキーが上、耕史くんが下でした。
実はアッキーがサリエリナンバーの“殺しのシンフォニー(L'Assasymphonie)”で感情が高ぶり過ぎた(?)のか、序盤で遅いテンポで伸ばして歌ってしまい、伴奏とずれてヒヤっしたのもつかぬ間、バンドが加わる直前の2拍くらいで、前嶋さんがサッと“調節”したのには鳥肌が立ったねっ!!これぞ生演奏の醍醐味というか、有難さというか……勿論、演奏にリアル感が出るのもそうだけども。
ロックテイストのアレンジとしては、何度聞いても幕開けの“怒りの日”が痺れるほど恰好いいのよ~!
アンサンブルとして踊ってる幸人くんも、多分全場面確認できたかも?苦悩への「変身タイム」もあるので然程多い登場ではないけど、やっぱり同じ振付で踊ってても惹かれるんだよなぁ~!と感じる箇所があって。顔は見えずとも「このポージングは幸人くんでは!?」と思うと、ドンピシャだったり。あと、一際顔の小さいアンサンブルを見つけたら、やっぱり彼でしたね(笑)。
ダンサーでありながらも歌も歌えなきゃいけない、ってことの基準を満たす中で、色んな種類のダンステイストを散りばめた振付なんで、それぞれのベースが違うダンサー達に「シンクロ」を何処まで求めるか、ってのは大変かもヽ(;´ω`)ノ
八百屋舞台でトゥで踊るとか……過酷だもんっ!あと、ヒール靴で“夢を支配する者(Place, je passe)”のあのステップを踏むとか……いやはや、素晴らしいです!




