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ミュージカル『ウェディング・シンガー』 @シアタークリエ

原作はB級コメディな映画のミュージカル作品。勿論ドリュー・バリモアがヒロインの映画の方は、昔観たのでストーリーはよく知ってるからこそ……今迄は食指が動かなかったけどねε-(´∀`; )
再々演の今回がファイナル、ってことでやっと観たよ。実は2011年の再演時に入手してたチケは、震災影響で中止になった公演回だったので……なんか2年越しで観れたことにゃ、感慨深いかな(´・ω・`)

今回からジュリアに高橋愛ちゃん、サミーが圭吾さん、ホリーが彩吹さんとメンバーチェンジもありつつだが、その他のプリンシパル&アンサンブルが既に3回目の座組みってのもあり、そこはかとなく“安定感”が漂う。
ファンキーな初風ロージーに、おネェコーデで人間愛な優しい新納ジョージ。デロリアンやらショルダー式の巨大な携帯電話初号機やらの「バブルっぷり」を一手に担当してる大澄グレンは、安心して観てられるなぁ~!
コメディらしくキャストも陽気に楽しんでて、ユルさも感じるくらい気軽に観れるってのは、従来のミュージカルとはひと味違う感じ。ファイナル公演と打ち出してるけど、また若い座組でいつかやってもいいんじゃないかな⁉チープな舞台美術も、この80'sのアメリカ片田舎の結婚式場の舞台じゃ「アリ」だしね(^▽^;)

綜馬さんには悪いけど、吉野圭吾さんのサミーが超ビジュアル系で恰好いいのっ‼(#`ε´#)
実に2.5枚目なキャラだったし、なんだかんだ面倒見の良いアニキっぷりがいいっ!例え足が臭くても(笑)、あの恰好良さにゃ、ホリーが惚れ直す理由も納得だよねぇ~!彩吹さんもウエスト細い!引き締まり過ぎってくらいの素晴らしいスタイルで、見事に見目麗しいカップルだったなぁ~‼
1幕ラストのフラッシュダンスのオマージュも麗しい!

完全にビジュアル系バンドと化したウェディングシンガーですが……新納さん&圭吾さんに挟まれたフロントマンの芳雄ロビーは……ううっ、ビジュアル的にもスタイル的にも、不利だよ( ;´Д`)
その分、情けない3枚目なロビーが良く出てたかな⁉もはや変顔や毒吐きも躊躇なく思いっきり、ですな!(笑)

この間までリピートして観たMozart L' Opera rockの座組が高身長揃い踏みだったせいで「コッチのアンサンブルはミニマムだなぁ。」と勘違いしちゃうけど(°д°;)まぁ、皆さん演技派で、どの役でも細かい表現をしてるので脇の人物達も楽しいっすわ。
個人的には樺島さんがいらっしゃると、ついつい追いがちですが。今回もドレスアップ姿も妖艶なレディも、全て美しかったし。中島くんは初参加だが殆どのナンバーで、歌い手の隣(センター付近)で踊ってるので、目立ちますなぁ!後は柳橋さんのリフト、頑張ってたな、とか(笑)。
身体張って笑いを誘ってた柳橋さんに大澤さんとコピプリ以来のキャストも生き生き踊ってて楽しそう。
上島先生らしい振付が散りばめられてるし。上島先生のダンスって、なんだか一緒になって踊り出したいナンバーがあるんだよなぁ~!サタデーナイトは手拍子だけじゃ物足りず、身体がうずうずしてたわ(((o(*゚▽゚*)o))) ←迷惑極まりないな。

最後まで「あれ?ランベスウォーク無かったっけ⁉」と作品勘違いしたのは、客席に居た愛ちゃんファンらしき男性が全身赤チェックコーデだったので……と他人の所為にしておこうヾ(。`Д´。)ノ

2013年の初“芳雄くん”詣だったけど……ロビーよりもサミーばっか着目しちゃったかも⁉(笑)

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KAKUTA第23回公演『秘を以て成立とす』 @シアタートラム

3月に入った途端、観劇スタートでございます。1年ぶりのKAKUTA本公演、初日の1日から行ってきましたよ。待ってました!
トラムの客席に入った瞬間から、これから展開するドラマ世界を期待出来るような、日常光景を形どった舞台美術。素敵です!

桑原さんの脚本と演出って、かなり序盤から登場人物の“背景”が見え、次々と出現する人間との関連性も明瞭で、ストンとドラマ世界に入れるんだけど……今回は何か違う!(°Д°;≡°Д°;)

いや、KAKUTAらしい会話が飛び交い、ちゃんと「○○はこういう人で……」と登場人物の描写もあるんだけど。
何故か「もう1歩を踏み込んでない」というか、「何かを“隠して”いる」ような感じ。プロローグ的に挿入された晋太郎(吉見一豊さん)と、“同居人”の破天荒なハリオ(清水宏さん)と二枚目担当な赤城(成清正紀さん)の関係が明かされない、など。
そして、若狭さん演じるタウン誌記者の徳井が意味あり気に呟く台詞の“違和感”も合間って、謎が払拭されないままに全員が登場した後に明かされる真実が……この家族が「隠したかったこと」が露見してから、その後の何気ない家族の会話に涙が止まらず。思い返してみれば、数々の違和感も払拭され、温かい思いやりを反芻しては貰い泣き。終盤はちょっとしたことでも、泣かされましたわ(´□`。)今回も自由人な弟・庸一として飄々としたキャラだった佐賀野さんも実は……と思うと、台詞にも熱が込もってて。

桑原さんがああいうキャラの恋する乙女を演じると、彼女の失恋も可哀想になるし。今回は“イイ女風”な高山さんの役も、同性から見て少々イラっとする!というか癪に障るタイプながら、しかし抜けてる部分の愛らしさがある絶妙なキャラで素晴らしい。回数を重ねると一層濃いキャラになりそうだなぁ~!
KAKUTAにゲスト出演する女優さんの役どころ、毎回素敵なんだけど、今回も藤本喜久子さんの演じる底抜けに明るい、献身的に夫を支え励ます内科医の妻・津弥子もかなり素敵な女性像だった。だからこそ、裏表の無い彼女が取った行動の“理由”が解らず、何かを隠してるという雰囲気がジワジワと。そして朗らかな性格の彼女が、どうして銀子(桑原裕子さん)だけでなく実美涼(高山奈央子さん)までも煙たがるのか?その嫉妬心の理由が、彼女の気持ちが溢れ出た瞬間から分かり、更に同情したくなった‼

ネタが分かった上で、もう一度観るとどうなるんだろうなぁ~⁉
10日の千秋楽まで、半券割でもう一度観れるかな?そしたら、序盤から貰い泣きしまくるんだろうか?……それはかなり怪しい人物だな、私!(´Д`;)


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夜公演はルージュver.で。さっき迄は陰湿サリエリを演じてたアッキーが、一転して陽気で明るい無邪気なヴォルフガングに。

ちょっと先走り過ぎて、パパ(高橋ジョージさん)との噛み合いがズレちゃったり、リピーターにはバレてしまう「台詞の言い換え」なんかも数ヶ所あったけど、取り分けて演技への違和感はなかったね!
冒頭から感情を抑制した、落ち着いたサリエリの耕史くんも、さっきのヴォルフガングの軽快な台詞回しとはトーンからして全然違うー!
2人とも、マチネ公演カテコで「間違って(相手役の)台詞まで言っちゃったらどうしよう~⁉」心配そうに弱気発言してたのに、しっかり切り替わってた。凄いなぁ~‼

耕史くんと比較して、やはりアッキーのモーツァルトは幼い、というか無邪気!女性にモテモテなのは、その可愛げ故だと思う。いいのよ、10㎝超の厚底ブーツ履いてても可愛いから!(笑)

アッキーヴォルフは、ママ(北村岳子さん)の葬列が去るまでずっとエグエグと号泣。ラストに天国でママと再会してHugするところが、貰い泣き。
アッキーはコンスとの逢瀬がバレちゃうところ、セシリア(キムラ緑子さん)を「ママ!」と呼び、耕史くんは「お母さん」。凛々しい男前コンスタンツェの庇いを素直に盾にしちゃう。……しかもスポッと収まるサイズ(笑)。可愛えぇ!( *´艸`)
ドリさんのビンタが強烈過ぎて、半ベソで「僕帰る~~‼」とか。逐一ノッちゃうし、反応が子供だわっ!!
「後宮からの逃走」のリハでも、歌姫・カヴァリエリ(北原瑠美さん)やローゼンベルク伯爵(湯澤幸一郎さん)に対し、口真似で言い返したり、「フィガロの結婚」のリハでは、伯爵の“規制”に駄々コネてヨーゼフⅡ世(酒井敏也さん)にチクったり。ここに来てアッキーが自由に遊び始めてたなぁ!


しかしその歌声は、やはり「天賦の才能」を具現化したような、伸びやかなハイトーンで絶唱。1幕ラストの“薔薇の香りに包まれて(Je dors sur des roses)”を歌い上げた直後の、客席からグワッと湧き上がった何とも云えない歓声。今まで体感した、某ミュージカルの歓声の空気とはまた一味違う感じだったなぁ~!この場面、眼では必死に幸人くん&竜太さん(苦悩ズ)を追ってるので、唯一の苦しむモーツァルトの表情はあまり観れてないんだけどね(;´▽`A``


マチネでは苦しそうなパートもあった耕史くんの喉の具合を心配してたけど、サリエリのナンバーは力強く、迫力があった!感情を抑制して、社交性を保っているサリエリの、胸の内を晒すナンバーと苦悩ズのダンス……眼福だわ~!


今回の女優陣も素敵だった!仏版だとClaire(コンスタンツェ)もMelissa(アロイジア)、Maeva(ナンネール)も、歌声もアニメチックで演技も“ブリっこ”な印象があって……同じ女性として“共感”出来るか、日本のお客さんへ受け入れられるか微妙なラインだったので、勝手に心配してたのね。

でも日本版の女優陣は、女性受けも良いと思うの!秋元才加ちゃんがあんなに歌が上手いAKBメンバーだと初めて知ったし、スタイルの良さや凛とした雰囲気からも、従来を悪妻像を一掃するくらい、良妻・コンスタンツェだった!AKANE.LIVさんのアロイジアも美しく、歌声もさすがだったし、何よりも菊地美香ちゃんのナンネールの安定感!!彼女の歌うナンバーも多彩で難しいのに、3公演とも安定感が半端なかったね!


脇を固める「大人たち」も、出番が少ないのに「こんな豪華なキャスティングでいいの!?」と恐縮するくらい。鶴見辰吾さんはデーモン閣下なコスプレ(笑)の運命だと、台詞も無く“佇む”という贅沢な起用だったりね。酒井さんはテレビのバラエティー番組でも気弱な発言をされてる印象しかなかったので「俳優をしてると、こんなに素晴らしい演技なんだ!」とびっくり。役者の方が絶対恰好いいと思う!


カテコ挨拶では、急に湯澤さんがサリエリの物真似をリクエストされて、素直に従って披露&才加ちゃんにブスと捨て台詞を発してることを謝罪したり……ネルケ制作なのに低姿勢な湯澤さん挨拶って、新鮮過ぎるでしょっ!?

(台本通りとはいえ、湯澤さんから「ブス」と云われると反論できないよね。汗)

今まで輸入盤の舞台は東宝もしくは劇団四季、宝塚というマーケティングに、ネルケが参戦してきた「初戦」としては成功だったのでは?と。

自分の消化不良を往なす為にも、大阪まで遠征して良かったな、と改めて思った(*´∀`)

……お陰で2月の懐が大分寒いけどね(泣)。