中欧旅、3日目に入ります。
3日目の予定はこのようになってます。
ハンガリー
ショプロン観光
ジュール観光
ブダペスト観光(自由行動)
朝8時、ウィーンを出発し、一路ショプロンを目指します。
ショプロンはオーストリアとの国境近くのハンガリーの都市。
今さらだけど地図書きました。
字ばかりよりも視覚に訴える方がわかりやすいと思いましてね。笑
こんな感じです。(ショプロンわかりずらないおい)
第一次大戦前はハプスブルク家が統治するオーストリア・ハンガリー大帝国だったけど、戦争に敗北し、国土が2分されてしまいます。その時ショプロン市はオーストリアに編入されるはずだったけど、住民が異議を唱えてオーストリア、ハンガリーどちらに属すか住民投票で決めたそう。
結果、住民はハンガリーに帰属することを選択したとのことで、オーストリアにちょっぴり突き出てるけどハンガリーなの、っていう場所です。
その住民投票から100年後(2021年)、記念のパネルが設置されました。
左に見切れているのがガイドのジョージさん。
ジョージさんは現在ハンガリー在住だそうで。
自国の説明だからか熱がこもっていて饒舌でした。
余談。
ジョージさんをあやぞうの旅行史上、最高のガイドに認定します!
ガイドとしての腕前は大層なもので、上皇さまが平成天皇だった時のポーランド・ハンガリーご訪問時になんと!通訳ガイドを務めたんだって!
ぶったまげた~
そんな大ベテランガイドがこんな庶民のツアーも担当するとは。天皇のガイドをした時、もうこの仕事辞めてもいいと思ったそうだが、好きだから辞められず今に至る、とのことでした。
その天皇ご訪問時のエピソードも交えてのおしゃべりがとても楽しいものでした。
ウィーンからショプロンはバスで1時間半くらいだったかしら。
到着後、すぐに旧市街の観光開始。
ショプロンの街自体はローマ帝国時代から存在していて、その時の遺跡がまだ残ってると。
えっと。あの2段の石垣のことかな?
もはや遺跡なのかわからないレベル…
火の見の塔とショプロン市庁舎。
昔の火の見櫓ね。今は観光名所。上に登れるそうです。
市庁舎目の前は中央広場。こじんまりとした広場だったよ。
左がこれから内部見学する山羊教会、中央は三位一体像、右の白い建物は政府機関が入ってるって。
なんで山羊教会っていうかっていうと、山羊が掘り当てた埋蔵金で建てたって逸話があるかららしいよ。
正式な名前は…Blessed Mary Benedictine Church. ベネディクト教会でいいのかな。
小さい教会だけど中々豪華な祭壇でした。
もうね、というか、もうはや記憶が曖昧なのだけどね、中央の絵画にまつわる話があるのです。
…あ~だめだ。脳みそ引っ掻き回しても出てこない。
どの戦争のことを言っていたか記憶にないです。
が、その戦争で山羊教会は大きな被害がでなかった、と。
でもたったひとつ。たったひとつ被害があったんだって。
ここで問題です!(突然)
それはどこでしょうか!!写真の中にあります!
白くぽちっと見えるところ。
これ、銃弾が貫通した穴、だそうです。わかるかー 笑笑
外から打ち込まれたこの1発の銃弾だけが、この教会に与えた被害だそうです。
修復せずそのままにしてあるんだなぁ。
入場観光はこれくらいで、あとはジョージさんの説明をききながら徒歩観光…
…何の写真だ。(おい)
わかった!
ハンガリーが生んだ至宝、フランツ・リストがここでコンサートを開いたというお屋敷だ。
いやなんじゃそれだけかい、と思ったんだけど、
リストって今でいうアイドル的な存在で(すなわちイケメン)、ファンクラブを持った最初の人物らしい。
ファンは推し活に忙しかったってさ~。おっかけやヤラカシもいたんだろうねぇ。
歴史上の超有名ピアニストが突然身近になったわ。笑笑
(この建物もショプロン一美しいロココ様式の宮殿だそうだ)
どこからも火の見の塔が見える。これなら方向音痴の人でも元の場所に帰れるよ~
自由散策時間が少なかった中でも、のぞいてみたいお店やレストランがちらほら。
これは旧市街の中だけだからね、そこを出たらもっと見どころがあったかも。
ブダペストへ向かう途中の小さな街と勝手に思っていただけで、全然小さくないのかもしれないわ。
さて、短い散策も終わり。集合場所の市庁舎前にレストランがあった。
そこの壁に変わった飾りもの。
カラス?だよなぁ。
それが指輪を咥えてるのかしら。
なんでしょ??
この謎はあとからわかるのでした。
さてさて、我ら一行はショプロンを出て次の街、ジュールへ向かいます。
綴りはGyőr。日本語では難しい発音で、ジュールとかジェ―ルとか呼ばれます。
(なんか「ぎょ」「ぎゅ」の中間のような音だった)
実はジョージさんのお名前もGyougeさんで、日本人には発音難しいからジョージでいいって。笑
ならばハンガリー語のアルファベットだけでも覚えよう!と思ったが、
ジョージ曰く、
「ハンガリー語はとても難しい言語でしかもハンガリーでしか使わない言葉だから覚えなくて良い。何の役にも立ちません」
とせっかくの意欲をぽっきり折ってくれました。笑笑
ジュールでは昼食をとらなきゃならなかったのね。
ここでもジョージさんが何軒かおススメレストランを紹介してくれました。
そのうちの一つ、
パルフィでお昼食べることに。
なぜならジョージさんもここで食べるっていうから←
ツアーに一人で参加していた大学生のお嬢さんも一緒しました。
ジョージ推薦料理、ハンガリー名物グヤーシュ(2990Ft)と白ワイン(690フォリント)
え~と合わせて2,000円くらいかな。
牛肉や玉ねぎ、ジャガイモ、パプリカなどを煮込んだスープ。
お薦めするだけあって美味しかった!(けどあたしにはちょっと塩分強めだった)
女子大生は自家製レモネード
あたしが飲んだワインより高かった。笑
それから~~
デザート「ソムロイガルスカ」
…はさすがに食べられる量じゃなかった
これはジョージさんが注文したものを図々しくも写真だけ撮らせてもらったの
スポンジケーキにフルーツ、生クリームたっぷりの上チョコソースがけ。
てんこ盛り甘々デザートだ。
お昼の後の散策をちょこっと。
天気いいよね~~暑かったなぁ~~~カルメル教会。
ジュール市庁舎。
お、これだけ大きいってことはショプロンよりだいぶ規模が大きい街のようね。
ハンガリーで7番目の都市だって。
なんだかんだ下調べ不足によりどこへ行っていいかわからずちょっと時間をもてあましてしまったジュール散策…
侮りがたし、地方都市。
たぶんもっと見どころがあったはずー!!
つづく。