私が初めて追川礼章さんを間近で見たのは
2018年10月6日上野駅ガレリアでした⭐️
(この日は林部智史さんの桶川公演の日でした)
ヴィタリさんと佐藤寛子さんのピアニストとしての出演でした⭐️
客席のいろいろな方向でピアノがどう響くかをヴィタリさんにピアノの音を出してもらって確かめている姿はとても厳しい厳格なイメージでした
ヴィタリさんの歌うジョルダーノの"祖国の敵"のピアノ演奏は雄々しくて男らしい素晴らしいものでした
ガラリと変わって佐藤寛子さんの歌うサティの"おまえが欲しい"を見事に艶っぽくピアノを演奏する姿もすごく魅力的でした
東京藝術大学ソルフェージュ科出身である追川くんはその教えが身に付いていた優等生でした
東京藝術大学ソルフェージュ科三ツ石潤司主任の本質を突いた生き方を彼に感じたものでした
三ツ石氏によると
音楽は言葉と大変似ていて、詩演劇戯曲を読むときに共通点が非常に多いと。韻律俳句和歌はリズムメロディ倍音音色ハーモニーだと、コンポジションも同じである
文字文法は記号体系ロジックであり言葉は楽譜であるので朗読を楽器や歌でその技術培うのがソルフェージュであるという
まさに追川くんにはこの技術がその全身から溢れているような感じがしました
常に自分に厳しく練習ばかりしているイメージがあります
良識ある音楽家は最後の最後まで追求する姿があって然るべきで技術に走るのは残念、ビジョンを持った聴音を持ち数音のシンプルなリズムで音楽の複雑さを知る喜びに目覚めるという教えがピアニスト追川礼章にも感じられました
これからもイメージどおりで✨