皆さん、こんにちは
管理栄養士の料理教室なのはなキッチンです。
以前のブログで、乳幼児のおやつのポイントとして、
・およそ100kcal~200kcal
・炭水化中心
・食事で不足しがちな栄養素を補う
などを挙げました。
今日は、南瓜を使ったチーズケーキを作ってみたのですが、
普通のベイクドチーズケーキと、どちらが子どものおやつに適しているか、栄養価を計算して調べてみました
それぞれの分量は下記の通りです。
<ケーキの分量(15㎝のケーキ型1台分、タルト台なし生地のみ)>
①南瓜のチーズケーキ
南瓜200g、卵2個、クリームチーズ100g、砂糖27g、薄力粉32g、無調整豆乳100ml、粉糖(飾り用、なくてもよい)
※保育園で提供していたレシピ。生クリームを使わず、豆乳やヨーグルトが入ります。
②ベイクドチーズケーキ
卵2個、クリームチーズ200g、生クリーム200g、砂糖60g、薄力粉32g、レモン汁27g
※一般的な分量です。
栄養価を計算した結果がこちら
↓↓↓
【チーズケーキ15㎝型1台分の栄養価の比較表】
| 南瓜のチーズケーキ | ベイクドチーズケーキ |
エネルギー(kcal) | 923 | 2094 |
たんぱく質(g) | 34 | 38 |
脂質(g) | 49.6 | 169 |
食物繊維(g) | 6.6 | 0.8 |
カルシウム(㎎) | 253 | 330 |
鉄(㎎) | 4.7 | 2.5 |
ビタミンA(μgRAE) | 567 | 1430 |
ビタミンB1(㎎) | 0.3 | 0.2 |
ビタミンB2(㎎) | 1.0 | 1.1 |
ビタミンC(㎎) | 33 | 13.5 |
これだけ見ると、同じ大きさでも、普通のチーズケーキの方が、カロリーは約2倍、脂質は何と3.4倍高いですね
これを幼児1食分(約150kcal)に直すと、
↓↓↓
【幼児1分(約150kcal当たり)の栄養価の比較】
| 南瓜のチーズケーキ | ベイクドチーズケーキ |
量 | 1/7切 | 1/14切 |
たんぱく質(g) | 4.9 | 2.7 |
脂質(g) | 7 | 12 |
食物繊維(g) | 0.9 | 0.1 |
カルシウム(㎎) | 36 | 24 |
鉄(㎎) | 0.7 | 0.2 |
ビタミンA(μgRAE) | 81 | 102 |
ビタミンB1(㎎) | 0.04 | 0.01 |
ビタミンB2(㎎) | 0.14 | 0.08 |
ビタミンC(㎎) | 5 | ― |
南瓜のチーズケーキだと1/7切れ食べられますが、普通のチーズケーキは1/14切れとだいぶ寂しい量です。
南瓜の甘味で砂糖を控えられたり、生クリームを使わず、ヨーグルトと豆乳を使う分、カロリーが低くなったおかげですね。
また、脂質を見ると、普通のチーズケーキは、幼児が1日に必要とされている量の約半分~1/3以上になってしまいます。3食の食事で脂質がとても少ない場合はありだと思いますが、ちょっと多いかな…
その他、南瓜のチーズケーキの方が、
・全体的な栄養バランスがよい。
・成長期に特に必要なたんぱく質・カルシウム・鉄をはじめ、食物繊維や各種ビタミンが多い。
などがわかりました。
以上の結果から、普通のチーズケーキをおやつに食べるなら、たまに1/14切れくらいにし、
もしも普通のチーズケーキか南瓜のチーズケーキどちらかを選ぶなら、南瓜の方を選ぶ方とよいと言えます。
美味しい美味しいチーズケーキですが、上記の結果を踏まえて上手に食べて下さいね
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