日本語教師のためのワークショップに寄せられた質問★ゲーミフィケーション | 日本語教師AYAの日本語教育コーディネーター業!

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こんにちは!
日本語教育コーディネーターのAYAです。
 
今日は今までワークショップに
ご参加されたみなさまからいただいた
ご質問に少しずつですが
お答えしたいと思います。

 

東京・大阪で開催した

テーマ【日本語の授業をゲーミフィケーションしよう~学習者のモチベーションをアップ!~】

右差しゲーミフィケーションとは 過去の記事

 

ダイヤグリーン先生たちから寄せられたご質問

QJLPT対策やEJU対策の授業にもゲーミフィケーションを活用できるのでしょうか

 

A:講師AYAからのお返事

もちろんです!教育におけるゲーミフィケーションとはゲームをすることではなく到達地点をしっかり設定し、スモールステップ化した目標に向かって自ら学びたいという意欲を継続させていき、目標に達成させることです。まさにJLPT対策EJU対策の授業にぴったりの考え方です。

例えばJLPTN2、何をどこまで勉強したら獲得できるか学習者ははっきりわかりませんよね。わからない敵を倒す方法なんて施策できないわけです。教師は与えられた教科書をただ順番にこなすのではなく、仕掛けが必要です。はじめの仕掛けはN2が取得できたらどんな未来が待っているか、どんなことができるようになるか、学習者に明確にしてもらうことです。

そしてそのあと私は、学ばなければならない語彙の数や文型の数を可視化し、学習にかかる目安時間を提示しました。単純に数を伝えたら学習者はげんなりしますから、みんなが知っていそうなアニメストーリー、ロールプレイングゲームなどに置き換えて提示しました。すると学習者はN2の勉強が「やらなければいけないもの」ではなく、「自分の目標達成のために獲得する」という意識を持ってくれます。

でもこれで終わりではありません。実際の学習が始まってからの細かい仕掛けが大切なのです。目標へのスモールステップをクラスや学習者の特性に応じて可視化します。グラフにしたりスローガンのように掲げたり、それは様々です。そして日々のミニテストや宿題を協働活動させたり、結果や学習した内容を学習者自身が記録できるような仕組みにしました。ポートフォリオを作らせたりしましたね。個人がすること、みんなで協力すること、教師が介入すること、様々な活動を組み合わせて目標達成へと導くのです。

もちろん一人で学び、しっかり結果を出せる人もいます。私が上記のような方法をとったのはなかなかお勉強が進まないクラスや集中力が続かないクラス(そういうクラスのたんにをよくしていたものですから・・・)が多いですね。しかしよくできるクラスだったら、もっと習得を早める手助けになるでしょう。

教科書を与え、毎回こなすだけでは乗り越えられないことも、ゲーミフィケーション的要素を取り入れれば一丸となって進めるのです。

 

 

キョロキョロ「ワークショップでゲームの種類、実践例を教えて欲しかった」というご意見をいただきました。

 

もうみなさんお分かりですね。

ゲームをするのではなくゲームをしているような感覚で目標に近づける仕掛けをするのが教師の仕事なのですね。

 

我々教師もなぜ学び続けられるのか、考えてみてください。

いつも申し上げますが魔法のような方法の教え方はありません。ご自分の日本語教師としてのステージと向き合い、スモールステップ化した目標を一つずつクリアし、実際の授業で「できた!」という報酬を得て、また学ぶ意欲が湧いてくる。それは学習者も我々も同じことです。誰かに押し付けられてできることではありませんものね。 

 

日本語教師 ゲーミフィケーション

日本語教育コーディネーターAYAのワークショップに参加された方は感じてくださっているかもしれませんが、ゲーミフィケーションの要素がふんだんに盛り込まれています。

 

扱うテーマもスモールステップ化してありますが、教師が授業をする上で必要な「思考」「考え方」と「スキル」も積み上げられるようになっています。

 

■インカレックス★日本語教育コーディネーターAYAのワークショップ■

第1回目で扱う「インプットの方法」は語学の基本中の基本!学習者の思考の過程をしっかりと理解してインプットすることが大事です。その理論と実践例をご紹介します。

第2回インプットしたことばを定着させるためのアウトプットの種類と法則」インプットしてテストして・・・できるわけがない!どんな方法で定着させていますか?単なる繰り返しでは無駄な時間がかかるだけですし、使えるようにはなりません。じゃあどうしたらいいか考えましょう。AYAの実践例もご紹介します!

第3回は学習者のモチベーションと思考の広がりにフォーカスして「マインドマップを使った漢字の授業の講師AYAの実践報告をしています。もちろん先生方との交流で実践してうまくいったことや問題点などをあげてもらいみんなで考えます。教師も協働によって学ぶのですね。

第4回目が今日上でご紹介した日本語の授業をゲーミフィケーションしよう」です。ここまで来ると、教師のスキルはもちろんですが学習者自身の内面的なことが重要なってくるのがわかりますね。学習者のタイプを分析して、その特性を活かして授業を組み立てようというのがこの回の最も重要なことなんです。

では学習者やクラスの特性を活かすには?教師にどんなスキルが必要か?それは自律的な学習を促すためのコーチングスキルです。授業では様々な出来事が起こります。先生方はその出来事に対して的確な対応ができているでしょうか。学習者の意欲をコントロールすることができるスキルを持ち合わせているでしょうか。第5回目はケースに合わせて「日本語教師に必要なコーチング術」をワークによって体感していただいています。

そして実際に授業をイメージして学習者から引き出す方法を考えてみましょう!ということで第6回目は学習者が主体のアクティブな授業作り~イラストからアプローチする方法~」です!近頃のテキストは場面から会話を引き出して教えていくスタイルのものが増えています。文法積み上げ型ではなくなってきているのですね。そのようなテキストなのに教師のスタイルはあまり変化していないのでは?学習者に気づきを与え、引き出し、学ばせる。教科書が問題なのではありません。教師の腕にかかっています!

学習者が主体のアクティブな授業作りを体感してみると、学習者に気づきを与え、引き出すスキル・・・簡単ではないことがわかります。そこでさらにコーチング術、アクティブな授業に必要な「発問力」について!これが第7回目のワークショップのテーマです。「質問」と「発問」は異なります。教師は教えたいことや伝えたいことをそのどちらのスキルも使ってうまく授業を組み立てていかなければなりません。どうしたらうまく「発問」できるか学ぶのがこのワークショップです。AYA流のある法則を意識すれば「発問」ができるようになるかもしれませんよ。

第8回「効果的な作文の授業を考えよう~書く活動のバリエーションを増やす~」というテーマです。AYAのワークショップで学習者の思考の過程を意識できるようになった先生たちに今度は「書く」授業を振り返っていただきます。書く」ことは一見アクティブとは程遠い活動のような気がしますが、最も頭の中がアクティブでないとできない活動ではないでしょうかそのためには教師の思考をもう一度振り返り変化させなければなりません。この回では講師AYAの長年の日本語教師経験から生まれたスモールステップ化された作文トレーニング「初級のうちにしていきたい10のトレーニング」をご紹介しますよ!

第9回目は「コミュニケーションすることで伸ばす『書く力』」と、アクティブな作文授業をみなさんと考えていきます。中級~上級のクラスでマンネリに悩んでいる先生方、どう力を伸ばすかわからないという先生に学んでいただきたいワークショップです。実は「書く」だけではなく四技能をフル回転させた活動ですのでアレンジ次第ではどんな授業にも活かせるヒントが満載です!

 

まだまだこれからも続きます!

 

ウインクインカレックス日本語教育コーディネーターAYAのワークショップは技だけを単純に教えするのではないことをご承知ください。

 

AYAは教師の思考の過程をしっかりと考えてワークショップや講座を組み立てています照れ

 

そしてどの回から学んでいただいても繋がるようになっていますので、やってみよう!と思った時に是非ワークショップを受けてみてくださいキラキラ

 

またワークショップで学んだことを実践に活かすための講座もあります!

 
 
今日のように少しずつですが先生たちからいただいたご質問にお答えしていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします!ウインク
 
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