日本語学校のカンニング問題★先生がんばれ! | 日本語教師AYAの日本語教育コーディネーター業!

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先日仲間からjb pressというところの記事が送られてきました。

その記事の内容は
・ある日本語学校でカンニングが横行している

・中国やベトナムでも問題になっていてスマホを持ち込めないのはもちろん監視カメラや金属探知機まで利用して防止に努めている

・中国ではカンニングがビジネス化している

・日本の日本語学校が学生を受け入れる段階で選別できていないことに問題があるのでは。

・日本の日本語学校では「写経大会」化している

・日本の教師たちは打つ手がなくテストが終わるごとに落胆している

こんな記事でした。

皆さんの学校ではどうでしょうか。
こんなことを聞いたことがありますか?

私が務めていた学校でもここまでではありませんがカンニングが問題になっている時期がありましたショボーン

先生方がかわいそうですか?
学校の責任ですか?
相手国のせいですかね?


では私たち現場の日本語教師ができることってないんでしょうか?

私はカンニングされたとき
全ては私の責任だと思っていましたあせる

というと言い過ぎかもしれませんが
まず自分に置き換えて考えてみました。

私ならカンニングしたい〜
と思う時はどんな時かなってキョロキョロ

それはたった1つ!
テストができないと思う時です。

そもそも勉強がよくわからないから
テスト勉強しなかったから
テストで書けないだろうと思う時です。

学生たちだって勉強が分かっていたらカンニングはしないですよねニヤリ

何が言いたいかというと
我々教師が見なければならないものは
カンニングという実態ではないということです。


本当に見なければならないのは
教師、自分自身です。

もっと言えば思考です。

「テストは評価するためのものではなく
テストは学ぶためもの」と考えるのです。

私はテストの前にグループ活動をさせます。
簡単に説明しますが
1.テストに似たような問題を解かせる

2.グループで答えを合わせる

3.実際のテストはどんなテストか
予想問題を作らせる

4.クラスでシェアする

この活動はどんな効果を狙って行ったかわかりますか。

「学び」を起こさせたのです。


それは学習者に安心感を与え
教師との信頼関係を生みました。


プンプンプンプンプンプンこれじゃ正しい評価が得られない!
と思われるかもしれませんね。

では
正しい評価とはなんでしょう。


私は学生を評価する前に
自分自身の評価をしなければ!
と思いやってきました。

学習者に本当に与えたいのは
100点ではなく「学び」を与えること。

それができているかどうか
テストの前に教師はしっかりと
自分を振り返らなければなりません。


しかしこのような活動は
永遠に続けるわけではありません。

様子を見て、グループ活動のボリュームをどんどん少なくしたり、たまには違う方法で学習者が主体の「学び」を起こしたりします。

そのうちカンニングという行為はなくなります。

うまくいけば自ら学ぶ方法を身につけられるのですウインク


綺麗事ばかりに聞こえるかもしれませんね。
確かに元々国から「学び」を学ばないで来た学習者には効果が出にくいかもしれません。

しかし私の経験からですが、、、
学習者は変わります。

もちろん先生方の苦労も
どうにもならない苦しみもよく分かります。
私も経験してきました。

でも教師が少し目先を変え
角度を変えて物事を見ることができたら

状況は変わるかもしれません。

日本語教師の皆さんが落胆してしまうような
そんな状況は、私は許したくありません。

日本語教師が本来の仕事ができるように
日本語教師の皆さんが元気でいることを応援したいです!おねがい

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