既にHSBCプレミア口座を開設している家族の名寄せ口座開設についてです。
先ずはHSBCホームページに記載された内容を黒字、銀行窓口で担当者に質問した内容を赤色で表記しています。
【基本事項】
HSBCプレミア口座保有者の配偶者と18〜28歳未満迄の子供2名迄が対象です。
PIDM(日本で言う預金保険機構)の上限RM250000は各預金者毎に保障されます。
同じ口座番号で、外貨預金口座11カ国の通過が開設出来ます。
HSBCがある世界11ヵ国のATMで、各々の外貨預金口座から現地通貨が下せます。
残高がない場合はマレーシアリンギ口座から引き出されます。
その国のHSBCATMからは手数料無料で現金を下ろせます。
子供の28歳の誕生日以降は、プレミア口座と同じ条件を満たせば独立して保持されます。
以下の何れか
・RM200000(600万円)の預金がある
・RM1000000(3千万円)の融資がある
・RM16500(¥495000)の給料が毎月入る
上の条件に合わない場合、月々RM150(¥4500)の口座維持手数料がかかります。
又、上記条件を満たさない場合、プレミアから一般口座へ格下げ等の措置もあります。
メイバンクでは、MM2Hの子供は口座開設の為のVISA要件でないと聞いたのですが、28歳の時に解約しなければならないのでしょうか。
先ず、MM2H VISAを持つ子供は18歳以上であれば個人口座開設が可能です。
マレーシア国内のすべての銀行が同じ法令に従っているので、メイバンクが出来ないと言うのは逆に私も納得しかねます。
当然有効なVISAの為、HSBCでは個人口座でも開設が可能です。
故に28歳になった時に口座を解約する必要はありません。
【プレミア家族口座のメリットについて】
主プレミア口座保有者からの遺産相続が遺言書無しで速やかに行われると聞いたが?
HSBCの相続手続きは、結婚証明書や出生証明書の提出が無ければ出来ません。
速やかな処理を希望される場合には、マレーシア弁護士による遺言書の作成をお勧めします。
共有名義はその限りではありません。
プレミア家族口座開設ではなく、母親と息子の共有名義口座開設は可能か。
可能です。
プレミア口座の場合はRM200000以上、一般口座の場合はRM30000以上の残高が必要です。
息子だけの個人名義口座は開設可能か。
作れます。
(子供のMM2Hは有効なVISAに該当するので)
預金残高条件は上記と同じです。
1年間に一度も資金を動かさないと口座が止まると聴いているが、動きがある物と何がカウントされるのか
現金の入出金、振り込み
口座内の外貨預金口座移動
投資信託の売買
外貨預金口座はPIDM対象外?
同一口座番号で11ヵ国の通貨対応の外貨預金は、マレーシアリンギ以外の通貨に関してPIDM対象外です。
【口座開設時の必要書類】
友人の場合、プレミア主契約者と一緒に行った為か(担当者との付き合いがある為か?)パスポートの提示だけで開設出来ています。
我が家の場合は
①MM2Hのアプローバルレター
英語翻訳済みの
②出生証明書(長男用)
③結婚証明書(私用)
*②③に関しては、英語翻訳が難しい場合、日本語で書かれた住民票の提出でも担当者が頑張って翻訳するとも言っていました。
④パスポート
⑤マイナンバー
(開設時直ぐに分からなかったのですが、主婦と言えば取り敢えず後から通知でOKという事で先に作ってもらえました。
長男は未だ学生故に聞かれませんでした)
長男の出生証明書は、10年前にRASへ入学する際に取った物が保管してあったので直ぐ準備出来て良かったです。
更に、結婚証明書も昨年三男がRASに入学する時に揃えた物が保管してありました。
言わせてもらうなら、MM2Hのアプローバルレターを見れば親子関係は一目瞭然だと思うのですが…。
そこはうるさく言わず、窓口担当者の指示に従いました。
口座開設は2人分で1時間半かかりました。
窓口で、アプリの設定まで完了して帰宅しました。
携帯アプリから、外貨預金や投資信託、銀行間振り込み、公共料金の支払い等が出来ます。
夫が口座開設した10年以上前は、ここまで便利ではありませんでした。
マレーシアに居る間に、長男のマレーシア銀行口座が作れて一安心です。