プルサーマルの危険 広瀬 隆氏
*1分30秒のところから解説が始まります
11分30秒あたりからプルトニウム核分裂の
出力暴走についても説明されています。
「プルサーマルの危険性を警告する」
エドウィン・S・ライマン博士 核管理研究所(NCI)科学部長
http://kakujoho.net/mox/mox99l_s.html
http://kakujoho.net/mox/mox99Lyman.html
<プルサーマルとは>
軽水炉の使用済み核燃料を再処理し、取り出したプルトニウムを
再び軽水炉で熱中性子(サーマルニュートロン)を使って
核分裂を起こす。
二つの頭文字を合わせた和製英語。
<一部転載>
『通産省と科学技術庁、福島でのMOX使用を説明』
という記事はつぎのように述べている。
*(MOXとはプルトニウム・ウラン混合酸化物)
MOX使用に関する公の会合に出席した市民が
『MOXを燃やす炉での事故は、通常の炉での事故の
4倍悪いものになるというのは本当ですか』と聞いた。
返答は、事故が大規模の被害を招くのは、燃料が発電所の外に
放出された場合だけだ、というものだった。
MOXのペレットは焼結されているから、粉状になってサイトの
外に運ばれていくというのは、実質的にあり得ない。
だから、事故の際のMOX燃料の安全性は、
ウラン燃料の場合と同じと考えられる。
この返答こそが、MOXの使用を計画している電力会社は
プルトニウムのサイト外への放出に至る事故の影響について
評価する必要はないと判断した原子力安全委員会の間違った論理を
要約しているといえる。
この論理を使えば、日本の当局にとって都合のいいことに
通常の炉心よりずっと多量のアクチニドに関連した
深刻な安全性問題を、無視することができるのである。
MOX燃料は、ウラン燃料と同じく、炉心損傷を伴う重大事故の
際には細かなエアゾールの形で拡散しうるのである。
米国で研究されているメカニズムの一つは、炉心溶融発生の後
原子炉容器が高圧で破損するというものである。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
2010年8月、
東京電力が福島第一原子力発電所3号機(大熊町)で
計画していたプルサーマル導入について
佐藤雄平知事は受け入れを決定。
「核燃料リサイクル交付金」
計60億円が福島県に交付された。
しかし、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の
津波災害で、同原発は国際原子力事象評価尺度7の
大事故を起こしたことにより
計画の先行きが不透明なものとなった。
津波災害事故による
プルサーマル運転停止中の原子炉
・東京電力 福島第一原子力発電所3号機
2010年(平成22年)9月18日より試運転開始。
同年10月26日より、営業運転を開始。
2011年3月11日、福島第一原子力発電所事故により
運転停止。
プルサーマル発電での営業運転中の原子炉
・九州電力 玄海原子力発電所3号機
2009年(平成21年)11月5日より試運転開始。
同年12月2日より、営業運転を開始。
・四国電力 伊方原子力発電所3号機
2010年(平成22年)3月2日より試運転開始。
同年3月30日より、営業運転を開始。
・関西電力 高浜原子力発電所3号機
2010年(平成22年)12月25日より試運転開始。
2011年(平成23年)1月21日より、営業運転を開始。
現在までに事前合意が成立している
プルサーマル発電計画
・中部電力 浜岡原子力発電所4号機
2012年(平成24年)3月以降に導入予定。
・関西電力 高浜原子力発電所4号機
2011年(平成23年)夏から導入予定。
・中国電力 島根原子力発電所2号機
・北海道電力 泊原子力発電所3号機
・東北電力 女川原子力発電所3号機
2015年(平成27年)度までに導入予定。
<現在計画中のプルサーマル発電計画、 >
・電源開発 大間原子力発電所1号機
2014年(平成26年)度に運転開始予定。(建設中)
*1分30秒のところから解説が始まります
11分30秒あたりからプルトニウム核分裂の
出力暴走についても説明されています。
「プルサーマルの危険性を警告する」
エドウィン・S・ライマン博士 核管理研究所(NCI)科学部長
http://kakujoho.net/mox/mox99l_s.html
http://kakujoho.net/mox/mox99Lyman.html
<プルサーマルとは>
軽水炉の使用済み核燃料を再処理し、取り出したプルトニウムを
再び軽水炉で熱中性子(サーマルニュートロン)を使って
核分裂を起こす。
二つの頭文字を合わせた和製英語。
<一部転載>
『通産省と科学技術庁、福島でのMOX使用を説明』
という記事はつぎのように述べている。
*(MOXとはプルトニウム・ウラン混合酸化物)
MOX使用に関する公の会合に出席した市民が
『MOXを燃やす炉での事故は、通常の炉での事故の
4倍悪いものになるというのは本当ですか』と聞いた。
返答は、事故が大規模の被害を招くのは、燃料が発電所の外に
放出された場合だけだ、というものだった。
MOXのペレットは焼結されているから、粉状になってサイトの
外に運ばれていくというのは、実質的にあり得ない。
だから、事故の際のMOX燃料の安全性は、
ウラン燃料の場合と同じと考えられる。
この返答こそが、MOXの使用を計画している電力会社は
プルトニウムのサイト外への放出に至る事故の影響について
評価する必要はないと判断した原子力安全委員会の間違った論理を
要約しているといえる。
この論理を使えば、日本の当局にとって都合のいいことに
通常の炉心よりずっと多量のアクチニドに関連した
深刻な安全性問題を、無視することができるのである。
MOX燃料は、ウラン燃料と同じく、炉心損傷を伴う重大事故の
際には細かなエアゾールの形で拡散しうるのである。
米国で研究されているメカニズムの一つは、炉心溶融発生の後
原子炉容器が高圧で破損するというものである。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
2010年8月、
東京電力が福島第一原子力発電所3号機(大熊町)で
計画していたプルサーマル導入について
佐藤雄平知事は受け入れを決定。
「核燃料リサイクル交付金」
計60億円が福島県に交付された。
しかし、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の
津波災害で、同原発は国際原子力事象評価尺度7の
大事故を起こしたことにより
計画の先行きが不透明なものとなった。
津波災害事故による
プルサーマル運転停止中の原子炉
・東京電力 福島第一原子力発電所3号機
2010年(平成22年)9月18日より試運転開始。
同年10月26日より、営業運転を開始。
2011年3月11日、福島第一原子力発電所事故により
運転停止。
プルサーマル発電での営業運転中の原子炉
・九州電力 玄海原子力発電所3号機
2009年(平成21年)11月5日より試運転開始。
同年12月2日より、営業運転を開始。
・四国電力 伊方原子力発電所3号機
2010年(平成22年)3月2日より試運転開始。
同年3月30日より、営業運転を開始。
・関西電力 高浜原子力発電所3号機
2010年(平成22年)12月25日より試運転開始。
2011年(平成23年)1月21日より、営業運転を開始。
現在までに事前合意が成立している
プルサーマル発電計画
・中部電力 浜岡原子力発電所4号機
2012年(平成24年)3月以降に導入予定。
・関西電力 高浜原子力発電所4号機
2011年(平成23年)夏から導入予定。
・中国電力 島根原子力発電所2号機
・北海道電力 泊原子力発電所3号機
・東北電力 女川原子力発電所3号機
2015年(平成27年)度までに導入予定。
<現在計画中のプルサーマル発電計画、 >
・電源開発 大間原子力発電所1号機
2014年(平成26年)度に運転開始予定。(建設中)