グラウンディングとは「身体に根ざすこと」

「グラウンディング」は、

ある意味スピリチュアルな世界では
中々に捉え方の違いが多くあったりもするテーマに感じています。

「地球とつながる」ためなど、
「グラウンディング」をテーマとした様々なイメージングや瞑想法があったりしますが
むしろ私自身がとても大切にしていることは、
与えられているこの「身体とともにいる」ことであり、

「イメージ」よりもむしろ

「今」という「体感」とともに存在することに感じています。

今、この瞬間を体験し、感じられるのは、
この身体があるからであり、
私たちの身体を構成しているもの自体が
地球からの贈り物です。

私たちの「考える側面」、「感じる側面」「行動する側面」「スピリチュアルな側面」は、
タロットの
「クリスタル（風）」「カップ（水）」「ワールド（土）」「ワンド（火）」
に現されますが、

ワールドの行動を現すカードが（土）であるように、
身体的要素は土であり、

身体に深く繋がれば自然と地球へと繋がって行きます。
重力という普遍的な力によって

私たちの身体は地球に根ざしているのです。

VTアルケミーでは

STAGE2『自然界の法則をマスターする」にて、

シュタイナー理論の７年周期を交えてワークしますが、

幼少７歳までの期間、子供達は「意思の力を育む」と言われます。
それは別の言い方をすると、

「意思と身体がつながっている感覚」を体得する時期であり、

それはそのまま「グラウンディング」です。

あの世から新しい身体に宿される魂は
身体にいることに初めは中々になじめません。

故に日々のほとんどを睡眠で過ごし、
アストラル界と身体を行ったり来たりしながら
少しずつ肉体にグラウンディングし、
身体の使い方を学んで行くのです。

赤ちゃんが、自分の手に初めて気付き、
それをじーっと眺めている姿はとても可愛いらしいものです。

しかし、
幼少期に「身体にいる」ことが苦痛になるような
虐待などの身体的苦痛な体験が重なると、
精神はアストラル界に逃げやすくなり、
７歳までにしっかりグラウンディング出来ずに成長していきます。
すると

大人になっても意識が身体から離れやすかったり、
グラウンディング出来ずにいる部位に身体的なんらかの症状が現れやすくなったり、

行動力の弱さや体感の鈍さに現れます。

大きな傷を伴う場合では無くとも、

多くの場合

「身体に存在すること」にはなんらかの「快」よりも

「不快」体験のインパクトの方が多くなりがちで

グラウンディング力（意識が身体面に深い気づきと共に存在すること）が

弱くなるケースも少なく有りません。

子供達と共に６年間お世話になった、
シュタイナー幼稚園の園長先生が
間もなく小学校に上がって行く年長児を持つ母を対象に開いた勉強会で
興味深いお話をされました。

　「意思」を育て、肉体に繋げる事で、
　「考える」ことと「行動」が一致するように導いてあげる事が大切です。
　小学生の子供達は
　「廊下は走ってはいけない」とほぼすべての小学生の子供達は答えられます。
　でも、実際にそれが出来るかどうかは、
　「意思」と「行動」が繋がっているかでまったく違うのです。

頭では理解しているけれど出来ない。

当たり前のように「言葉では言える」けれど
実際の行動はそれに伴わない。

「考えていること」と「感じていること」と「やっていること」が一致しない。

そんなことが大人でも良く起こります。

もちろん、深い信念体系に別のプログラミングがある場合も多いのですが、

それでも、
「意思」を「身体」を通して動かして行く
という過程を、もう一度しっかりと体験し、
意識していくプロセスを

メタフローラ・プレゼンスやVTアルケミーでは

とても大切にワークしていきます。

自分自身が持つ多くの矛盾を見て見ぬふりをするのではなく、
そんな多くの矛盾を嘆く訳でもなく、
ただただ淡々と発見し、観て、
そして今この瞬間に新たにしていく。

私自身が捉えているグラウンディングとは、
心と精神がしっかりと、
「今、この瞬間に生きること」にそのまま直結することであり、

また、

リアリティある世界の神秘を

この３次元の身体を通して体験している状態そのものなのです。

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