人生で
多分わたしが最も泣いた日は、
兄が亡くなった日、
そして
今の二人の子供の間の子が
流れてしまったあの日。
1人孤独に夜通し泣いた寂しさを
白々しい夜明けを待って病院に駆け込んだあの日の虚しさを思い出しては
傷をさすることが今もある。
今日入った思いがけない訃報に
ご家族を思うと胸が痛む。
雨とともに
涙が空から流れ落ちる
毎夜毎夜
明日の目覚めを疑わずして横になるけれど
毎夜毎夜
私たちはあの世へ渡る。
記憶を超えて
制限を超えて
出逢って 触れて
再びここへ、個々へ戻って来る。
行ったり来たり
約束を果たすのが先か
時間切れになるのが先か
そもそも
時間なんて無いのだから
「今」を連続して刹那に生きるのか
そんなアタマを投げ出しても
今晩は飲みたい。