追悼、、、
3月11日
あの日私たちは東京大田区にいました。
幼稚園帰りの娘の手を引いて私は歩いていました。
突然の地震
電信柱が右に 左に
大きく揺れるごとに
娘の手を引いて
左に 右に
動いたことを覚えています。
翌々日、
数日の着替えとお布団と炊飯器などを詰め込んだ小さな軽バンで、
私たちは東京を離れました。
西へと向かう途中
ガソリンスタンドの彼方此方が大渋滞で
それを横目に走りながら
コンビニエンスで綺麗さっぱり無くなっている水や食料をみて
すべてがあるように感じていた都会という儚さに言葉を無くし
煌々と光る大量のライトに囲まれた道路を走りながら
「バカじゃないの!!!」
車の中で叫んだことを覚えています。
あれから4年経ちました。
大分のこの地に運ばれて、4年経ちました。
自分たちが本当に求めていることに気付かせてくれたあの日。
どこで
どのように
誰と
なんのために
何をして
私は生きたいの?
その真実のドアを大きく開いたあの日。
多くの命を無くし、
そしてまた、
多くの命が「生きる」ということを知った日。
あの世もこの世も
あの人もこの人も
あの国もこの国も
すべてが共に、
創造という大きな世界に存在するというフィールドから
亡くなられた方々のご冥福を祈り、
耳を傾けて、
ただ、
「今」に耳を傾けてみます。
ウォンさんの美しい響きに委ねて
合掌