いえ、
離婚＝失敗では無いか。
今に至るプロセスだったとすれば、
それはお互いにとって意味ある必然の流れだったのでしょう。
前の旦那さまは
私と別れてまた新しい家庭を築き、
子供さんにも恵まれ、幸せに暮らしているそうです。
彼の幸せを心から良かったと感じています。
男女は出逢い、、、恋人という関係性となり、
そしてやがて結婚し、子供が生まれる。
（すべてがそうとはもちろん限りませんが）
子供が生まれると
何よりも可愛くなる赤ちゃんを通して、
パートナーシップは新しい関係性へと移行して行きます。
「子供のママさん」
「子供のパパさん」
という呼び方に変わり、
ただお互いを見つめ合っていた日々から
それぞれが子供を中心に捉えるようになり、
男女の繋がりとしての距離が少しずつ離れて行くことも珍しく有りません。
すべてはプロセスなので
それが悪い訳では決して無いと思います。
でも、
子供の頃、私は
「父と母が
私を思ってくれるよりももっと、
父と母で愛情を交わし合っている姿をたくさん見たい、、、」と感じていました。
しかし
自分自身が結婚して、子供を生み、
「母」となった途端
それが中々難しいことだということに気付くようになります。
多くの方のカウセリングをさせて頂く中で感じることは、
結婚という関係性、夫婦という関係性の中で
内に指針となるような
パートナーシップのイメージを持っていない人の多いことです。
子供は親からどれほど自分が愛され、大切にされていたとしても、
母が、父が、
それぞれの伴侶を大切にしていないと感じる体験は、
深い傷を抱えることになるように感じます。
やがて子供達が恋をして、
男女のパートナーシップや結婚に向かうプロセスの時にも、
それは確実に影を落とす印象となります。
だからこそ
少し乱暴な言い方かもしれませんが、
嘘の関係性を見せるのなら、
離れて一人で幸せに育てる選択が最善になることだって有ると感じています。
結婚という形態は、
過去から受け継いだ親族が絡むこともあり、
我が家は再婚という形をとっている訳ではありませんが、
先ず男性と女性として存在していることのパートナーシップを
子供達に見せていってあげることを大切にして行こうと感じています。
「親」であると同時に「恋人」であること。
先ず夫婦がお互いを思いやる中で、子供の存在があることを自然に感じます。
やがて子供達がそれぞれ恋をして、
ただ一過性の心を慰め合う為のパートナーシップでは無く、
内に存在する男性性、女性性の統合と、自己肯定感の育み、
男女の持っているパートナーシップの可能性への拡がりに、
信頼を築くベースを育む機会となるように。
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