世界中を旅してきた友人達と話すと
いつも考えさせられる。
彼らは共通してこう言う。
「この国は豊かではあるけれど、心は豊かではない」と。
毎日、３食、当たり前のように食事をし、
ある程度好きなものを購入出来るお金を持ち、
不自由ない生活。
しかし、皆、何かに追われている。
何になのか？
時間に？
人に？
お金に？
目の前の人の笑顔を
目の前の人の悲しみを
世界中の悲しみを
太陽が昇ってまた沈むというような
毎日起こる奇跡的な自然の営みを
そして、小さな、
しかし確かに響く、心の中の「声」を
見逃してしまう程に追われている。
豊かさは先ずその心の中にある。
豊かであることを感じる事が出来る内にある。
与えられた豊かさに気付き、
光として拡げて行く生き方、
それは、
あなたがあなたにしか出来ない花を咲かせていくこと。
時間のせいでも
お金のせいでも
パートナーのせいでもなく、
自身が選択し、自身の責任により
創造的に生きている道。
それはやがて
皆が自身の花を咲かせる事が出来るのだという気付きへの
大きな貢献となるだろう。
始めの一歩はいつも小さい。
一つ一つの行動は、
水面に落とされた小さな一雫に過ぎないだろう。
しかし、必ずやその波紋は大きく大きく広がり続けることになる。
共鳴という美しい音楽を奏でながら。
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Photo by Dai
