帰り道、ふと見上げた空は私の好きな空だった。
上から段々と藍色に染まってきてて、
一番下はオレンジ色で、
その間は明るい薄い黄色。
オレンジを背景に、
建物や木々のシルエットが黒く、くっきりと浮かんでる。
なぜだかとても好きな景色のひとつ。
でも、ひとりで眺めるには寂しすぎる景色。
空気も肌寒くて、人恋しくなる。
だからつい考えてしまう。
冷たくなった私の手を あたためてくれる人が隣にいたなら。
私が好きになって、私を好きになる人は、どこにいるの?
いったいどこに行けば出会えるの?
いつになったら出会えるの?
いつまで待てばいいの?
もしも出会ったなら、
お願いだからずっとそばにいて。
もうどこにも行かないで。
早く私を見つけて
そして そっと私の手を取って
それから やさしいキスをして