怪しい少年少女博物館の1階入口付近左手の食玩とガチャガチャのコーナーに展示をしている ムー 未確認動物2 UMAの謎のモケーレムベンベの食玩フィギュア。ハート製
左側から見た所。こちら側から見た時のサイズは高さ約5cm ( 台座込み ) 、奥行き6.8cm、幅7.5cm
左側のやや下側から顔を見た所
首は横を向いていますが、身体の正面側から見た所
身体の正面に向かってやや左手から見た所
身体の正面に向かって左側から見た所
尻尾側から見て、やや右手から見た所
尻尾側から見た所
真上から見下ろした所
本体を台座から外し、お腹側から見た所
台座の裏側には©️Gakken月刊「ムー」 ©️HEART CO.LTD NO.4の刻印が入っていました
上記のフィギュアを展示している辺りの様子
怪しい少年少女博物館1階入口付近左手にある食玩とガチャガチャのコーナーの様子
モケレ•ムベンベの創造図
モケレ•ムベンベってどんな動物?
赤道直下のアフリカ中央部のコンゴ奥地の熱帯雨林は、高温多湿で密林と沼地がどこまでも広がる地帯です。その広さは2万平方キロ以上で、現地人でもあまり近寄らず、21世紀に入っても、その面積の80%は未調査だと言います。その奥にテレ湖があります。テレ湖は長径5キロ、短径4キロの楕円形で、水は白く濁っていると言います
モケレ•ムベンベの伝承や目撃談は、このテレ湖を中心にカメルーン、ガボン、赤道ギニア、ナイジェリア等広い地域に伝わっています
コンゴの川や沼に巨大な怪物が生息していると言う話は、現地に住むピグミーの人たちに何百年も前から伝わっており、近隣の地域で発見される古代の絵文字にも、その姿を表したものがあると言います。テレ湖で1959年頃にピグミーの人たちがモケレ•ムベンベを狩猟したと言う話が伝わり、注目された事もあって、調査隊が何度か現地を訪れていますが、生息の決定的証拠は未だ得られていないというのが本当です
調査隊・目撃例
1776年
コンゴに入ったフランス人宣教師リーバン•ボナバンチュール•ブロワイヤール氏らがは大きな丸い三本爪の足跡を発見したと言い、そのうちの1人は川で植物を食べている未知の生物を目撃し、明らかに既知の生物ではなかったと記しています
1912年
動物収集家のカール•ハーゲンベック氏が、原住民たちは半ばゾウで、半ば竜のような巨大な怪物が沼に棲んでいると言っており、彼らの話を聞いていると、どうもブロントサウルスに似た恐竜としか思えないと述べています。水中の洞窟に棲んでいて、日中に岸辺に這い出してきては食物をあさる。好物だと言う草を見せてくれた人がいたが、大きな白い花をつけ、ミルクのような汁を出すリンゴに似た実がなっているものだったと述べています
1920年
アメリカのスミソニアン博物館の探検隊が、足跡を目撃し、声を聞いたと言います
1932年
イギリス人科学者やアメリカの未確認生物研究家が、それぞれ足跡を目撃し、声を聞いたと言います
1976年
コンゴ西のガボンでワニの研究をしていた動物学者のジム•パウエル氏は同じような話を聞き、シカゴ大学のネッシーの研究者としても有名なロイ•マッコール博士と連絡をとり、ともにその地域を調べる事にしました
1980年2月
前述の2者が最初の調査を行い、目撃情報を集めました。情報はいろいろな時代にわたっており、様々な種族の人々から得られましたが、いずれも一貫したものだったと言います。それは赤褐色で、カバくらいの大きさの爬虫類で、その尻尾は長く、頭部はヘビに似ており、ずんぐりした四つ足の跡はフライパンほどの大きさで、三本の爪が付いていると言うものです
マッコール博士がピグミーたちに小形のプロントサウルスの写真を見せたところ、それに似ていると述べたと言います
1959年頃の事、テレ湖周辺のピグミーが2頭のモケレ•ムベンベを目撃し、うち1頭を槍で仕留めたが、その肉を食べた村人はみな謎の死を遂げたと言う話を聴いたと言います。マッコール博士は、衛生環境による食中毒か、肉に毒性があるのではないかと推測しています
1981年9月
マッコール博士の調査隊に加わった事もあるアメリカの動物研究家のハーマン•レガスター氏は自分の調査隊で、テレ湖で32日間過ごし、湖の中で5回、怪物を目撃したと言います。長いヘビのような首に小さな頭、巨大なカバのような太った体で、全長12mくらい。脚や尾は見ることは出来なかったと言います。ただ写真は不鮮明な1枚だけ。太い首を水面から2mほど突き出した所に出くわしたが、撮影が間に合わなかったと言います
1981年11月
再びマッコール博士らはコンゴの奥地を探検しました。熱帯雨林の中を流れるリクワラ•オ•ゼルブ川のはるか上流を丸木舟で進み、1週間にわたって探索し、一行が川の曲がり角を回った途端、巨大な動物が水に潜る大きな音を聞いたと言います。マッコール博士は30cmもの波が立ち、乗っていた丸木舟も波をかぶったと言います。ピグミーたちは恐怖にかられ「モケレ・ムベンベ!モケレ・ムベンベ!」と叫んだと言いますが、動物が潜ったあたりまで、舟を進めたが既に何も見えなかったと言います
ピグミーによると、その動物は、長い尻尾を振るってカヌーを転覆させ、乗っている人を殺すが、食べはしないと言います
怪物は気が立っていない時は、河辺の水に大人しく浸かって、木々に実る果実を大人しく食べていると言います
ピグミーにカバやゾウの見間違いではないか?と確認をとろうとすると、頑固にカバでもゾウでもないと言い張ると言います
マッコール博士は6500万年前に絶滅したと言われる恐竜の一種で、草木の繁茂する湿地帯に生息する草食性の竜脚類の一種ではないか? と推測しています
1983年
1981年のマッコール博士の調査隊に加わった事もあるコンゴ共和国ブラザビル動物園の生物学者マルセリン・アニャーニャ氏は自身で探検隊を組織しテレ湖周辺を探索、水面から首と背中を出している所を、200m以上先から目撃したと発表したが、数十人の調査隊のうち目撃したのは彼だけでした。しかもその時、彼の持っていたビデオカメラは残りのフィルムがほとんどなく、焦っていたためレンズキャップを外すのを忘れてしまっていたと言います。尾と脚は水面下で見えず、20秒ほどの目撃で、首が長いことを確認したが映像を撮る事は出来なかったと言います
1985年
探検家でジャーナリストのローリー・ニュージェント氏はテレ湖で単身の調査を行い、水中から首を出す生物らしき写真を撮影しました
1989年
高野秀行氏が率いる早稲田大学探検部および駒澤大学探検部OBの野々山富雄氏、高林篤冶氏等に前述のアニャーニャ氏も同行し、テレ湖の調査を行い、テレ湖の水深が平均2mと極めて浅く、周囲の川との水路も細く、水深も1m程で、巨大な生物が常に隠れたり、移動したりするのは難しいとの報告をしました。探検部は40日間湖面を監視しましたが、モケレ•ムベンベらしき姿は目撃出来ず、周囲に痕跡も発見出来なかったと言います
1992年
日本のTBSのテレビ取材班が、テレ湖を調査し、ボートの上から、その姿の写真撮影に成功したと発表しましたが、ぶれた不鮮明な映像で、人が漕ぐ丸太船の可能性も指摘されています
ビル・ギボンス氏の調査と分析
ビル・ギボンス氏は1985年と1992年にテレ湖に調査に赴きました。1985年時点の調査ではピグミーのガイドは少なくとも2匹のモケレ・ムベンベがまだテレ湖にいると言っていたそうです
1992年の調査にはローリー・ニュージェント氏も同行し、ギボンス氏は多くの科学機器を用い、テレ湖周辺の未調査の湖も調査しますが目撃は出来ていません
ギボンス氏は1997年にも調査を行い、2000年と2001年にはカメルーンの調査も行っています
ギボンス氏は、アニャーニャ氏やその他数名がモケレ・ムベンベを目撃したと言う話について、疑問を呈しています。自身の調査隊で現地に赴いたものの、彼らと共にモケレ・ムベンベを目撃したと言う人に出会わなかったと言います。アニャーニャ氏が目撃したものは、大きな淡水カメではないかとマッコール博士は考えているし、テレ湖で首の長い怪物を目撃したと言うハーマン•レガスター氏と一緒にいたと言うボア村の28人の誰もモケレ•ムベンベの姿を見なかったと言います
ローリー・ニュージェント氏が撮影したモケレ・ムベンベは何にでも見え、証拠としては不十分だとしています。モケレ・ムベンベの肉を食べた者が死んだと言う話も尾ひれが付いたものと思われ、それがモケレ・ムベンベの神秘化につながったのではないかと分析しています
ねこの博物館の館長のモケレ・ムベンベの正体についての推測
怪しい少年少女博物館の姉妹館のねこの博物館の館長で動物学者の今泉忠明はモケレ•ムベンベの正体について、さすがに白亜紀に絶滅した恐竜が生き残っている可能性はないだろう、もしモケレ・ムベンベがいるとしたら、哺乳類と考えた方が正しいと思われると述べています
カバでもゾウでもなく、首が長く、半水生。頭胴長が4mほど、四本足で、足跡はフライパン大、爪の跡が三つの哺乳類となると、それほどは多くない
一つは南アメリカで進化した有蹄類マクラウケニアで、200万年〜1万年前まで生息し、首が長く、蹄が3本で、草食性で、半水生と考える学者もいると言います
マクラウケニアの想像図
ラクダの首、ラマとゾウの合いの子のような顔つき、がっしりとした4本の脚が特徴。全長2.75〜3.3m、体高1.8m〜2.3m
もっとも可能性が高いのは奇蹄類のモロプスで、2000万年ほど前の中新世に絶滅しているが、このモロブスを含むグループであるカリコテリウム類にはユーラシアで最近まで生き残っていたものがあるとみられ、アフリカの熱意雨林に生き残っていたとしても少しも不思議はないと言います
モロプスの創造図
カリコテリウム科で、大きな鉤爪を持った奇蹄類です。大きさは全長2.7m〜3m、体高2m
マクラウケニアとモロプスの絵は「絶滅巨大獣の百科」 今泉忠明著 データハウス刊より
もう一つはインドリコテリウムで、サイに近縁なヒラコドン科の奇蹄類で、最大の陸上哺乳類でした。地面から8mもの高さがある木の梢から、木の葉や果実をキリンのように採食出来たましたが、この動物は3000万年前には絶滅していました。でも、サイが生き残っているのですから、この仲間の少し小形のものと言う仮説もあり得るとしています
インドリコテリウムの想像図
漸新世に栄えた史上最大の哺乳類 上のモケレ•ムベンベの想像図と共に、「 謎の動物の百科 」 今泉忠明著 データハウス刊より
サイを指して現地人がモケレ•ムベンベと言ったと言う話もあり、危険で大きな動物を指す言葉に過ぎないのではないか? と言う説もあります。私自身は、恐竜の生き残りとは言わないまでも、2000万年前に絶滅したとされていたオカピが発見されたり、6500万年前に絶滅したとされていたシーラカンスが発見されたりと言う事例もあるので、何らかの未知で大きな生物が付近にまだ棲息している可能性を信じたいと思っています
怪しい少年少女博物館前の植え込みの中に咲いているクレロデンドルム ( ブルーウイング•ブルーエルフィン )
5月から9月くらいと、開花期の長い花です。元々は熱帯アフリカ産で非耐寒性なのですが、怪しい少年少女博物館では地植えでも毎年花を咲かせ、10月に入ってもまだ咲いています
花言葉は 「 チャンス到来 」や「 大きな希望 」 です
緊急事態宣言が解除されました。このまま、コロナが収束してくれると良いのですが•••。急激に感染者数が減った理由が良く分からないので、原因をつきとめて、今後の対策にいかして頂きたいと思います