ドキッとしませんか?
人って簡単に、マインドコントロールされることがある。
と、知っておくといい。
私は人参がとても好きで、
母の育児日記にも、離乳食で人参を潰したものは好んで食べていたと書いてあった。
しかし、私は小学生の頃、人参が嫌いだった時期がある。
それは、絵本や子供向けの漫画などで、
嫌いな人参、食べなきゃ駄目?
と、子供が言っているシーンを何度も目にしたから。
そんなことを書いてある絵本やらを何度も見て、小さな私は、ビックリした。
私は人参が好きだけど、これはおかしい事なんだ。
子供は 普通 人参嫌いなんだ。
子供は人参が嫌いなのが当たり前。
子供は人参が嫌いなものだ。
という 常識 を見せられて、それを飲んでしまった。
私も、なんだか人参を嫌いでいないといけないように、思ってしまった。
私はこうして、非常にくだらなくて詰まらないマインドコントロールに、引っかかっていた。
大人になり、
子供は人参が嫌いなものだ。
というマインドコントロールが解けたときに、ようやく
あ、私は人参が好きだった。
と、思い出した。
そして、なんだかそんなつまらない好き嫌いをするくだらない子供たちに迎合したくだらない自分を、とても情けなく悔しく感じた。
大衆に紛れる人生の
なんとも滑稽なものか。
そんな事、気が付かずにたくさん起きている。
テレビが壊れたあの日から、気付いたこともあった。
多くの他人と、自分がおなじであるならば、
むしろ人がたくさん存在する楽しさが薄れること。
そんなことが、
実はとても大切なことだと、
心に留め、伝えていきたい。