臨床心理学のまとめ
熱愛の錯誤帰属モデル
山をハイキングしていたら突然熊が現れたとする。
くまを見たら誰もが心臓が早くなり、血圧が上昇してドキドキする。
そして山で熊にあった、という状況から今自分がドキドキしているのは怖いからだ。と思う。
これをこのドキドキに”恐怖”という感情をラベリングするという。
一目ぼれも同じである。自分の好みの異性が目の前にいてドキドキしていると脳がそのドキドキに恋愛をラベリングする。
ところが、たまたまスポーツをしていて汗を流したあとでまだ心拍数が高くドキドキしている状態のとき
目の前に異性がいたとする。
するとそのときに感じていたドキドキを、本当はスポーツをしていたにもかかわらず目の前の異性に対する
”恋の芽生え”と錯覚してしまうことがある。
このように別の原因で生じたドキドキを自分がその異性を好きになったからと勘違いしてしまうことを熱愛の錯誤帰属モデルという。
これを利用すれば、意中の相手が心拍数が上がっている状態を狙って接触することで、いつもより恋愛の成功率が上がるのでは
それにしても意外と脳って単純なのね。
ああ、勘違い
まとめ
熱愛は胸がときめくような強い感情の高まりを感じ相手に一目ぼれをする形が多い。
この一目ぼれはこの人だと思うこと(認知)と
生理的な興奮状態が起こる。
つまり恋愛感情を抱くということは
相手を見てこの人だと思う認知的要因
および生理的な興奮状態という生理的要因
の2つが必要である
生理的要因=ドキドキ
脈拍の増大、体温の上昇
認知的要因=ドキドキの理由
この生理現象を本人が解釈できるような状況的手がかりが存在する必要がある