ユダヤのお祭り 5 ハヌカー祭について | Ayanosuke

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中学の歴史の授業でキリスト教に興味を持ち始め、オーストラリアの日本語教会で洗礼を受けクリスチャンになりました。
そんな私がミイラ取りからミイラになり、ミイラになり切れなかったことを感じた記録です。

ハヌカー祭は、宮潔めの祭り、光の祭りとも呼ばれます。

 

ユダヤ暦キスレヴの月(11月中旬から12月中旬)の25日に始まり、8日間続きます。

 

セレウコス朝シリアのアンティオコス4世は、ユダヤ教を禁止して、エルサレム神殿を汚しました。

しかし、紀元前164年のキスレヴの月25日に、ハスモン家のユダが軍を上げて、エルサレムを奪還します。(マカベア戦争)

神殿を取り戻し、宮潔めの儀式(ハヌカー)を執り行い、再びユダヤ教の神殿としました。

ハヌカー祭はこれを記念する祭りです。

 

「ハヌキヤ」という8枝の燭台に一夜に一灯ずつ右から左へと火を灯していきます。これは奪還したエルサレムの神殿に、マカベア家の人々が燭台に火を灯そうとした時、燭台の油壺には1日分のオリーブ油しかありませんでしたが、奇跡が起きて灯りは8日間燃え続けたという故事にちなんだものです。

 

学校は休みになり、プレゼントを交換したり、独楽を回して遊びます。

独楽には「ここで偉大な奇跡がおこった」というヘブライ語のイニシャルが書かれています。

また家庭では、チーズを用いた料理やポテト菓子が振舞われ、祭りを彩ります。

 

参考文献 ユダヤ教 カス・センカー