ユダヤのお祭り 3 七週祭について | Ayanosuke

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中学の歴史の授業でキリスト教に興味を持ち始め、オーストラリアの日本語教会で洗礼を受けクリスチャンになりました。
そんな私がミイラ取りからミイラになり、ミイラになり切れなかったことを感じた記録です。

七週祭(シャボット:週の複数の意味)は、過越の祭り、仮庵の祭りと並ぶユダヤ教三大祭りの一つです。

 

過越の祭りの翌日から数えて7週目の日に行われます。

過越の祭りから50日目にあたるので、日本語では五旬節、ギリシア語ではペンテコステ(50日という意味)と訳されます。(使徒2:1)

 

シャボットでは、モーセが神からトーラーを授かったことを祝います。

元々は麦の収穫を感謝する日で、大麦の刈り入れに始まり、7週後の小麦の刈り入れまで続く週を祝います。

村人たちが各地の大きな町に集まり最初の収穫を神殿に運んだのが始まりと伝えられています。

 

シナゴーグを花で飾り、「ルツ記」が朗読されます。

エルサレム神殿の西壁の跡に当たる「嘆きの壁」の前では、祭りを祝って大集会が開かれます。

 

伝説では、ダビデ王はこのシャボットの日に生まれ、この日に死んだとされています。

 

参考文献 ユダヤ教 カス・センカー