ユダヤのお祭り 2 過越の祭りについて | Ayanosuke

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中学の歴史の授業でキリスト教に興味を持ち始め、オーストラリアの日本語教会で洗礼を受けクリスチャンになりました。
そんな私がミイラ取りからミイラになり、ミイラになり切れなかったことを感じた記録です。

イエス・キリストが磔刑に処される際、「過越しの祭りの最中だった。」と出て来ます。

最初に読んだ時は、過越しって何?と思いました。

 

過越の祭り(ぺサハ)はユダヤ教三大祭りの一つです。

旧約聖書の時代、イエスラエルの民がエジプトからカナンの地へ旅立とうとすることを、時のエジプトのファラオは認めず重労働を課しました。

 

そこで神はエジプトに十の災い(出エジプト記7:14〜12:33)をもたらします。

その10番目は、夜中にエジプト中のすべての初子を殺すというものでした。

しかし、モーセの命で目印として戸口に子羊の血を塗っていたイスラエルの民の家には、その災いが及びませんでした。

この時、死の使いがイスラエルの民の家を「過ぎ越して行った」ことを祝って行われるのが、「過越の祭り」です。

 

ユダヤ暦のニサンの月(3月中旬から4月中旬)14日の夜に始まり、一週間続きます。

 

家庭では、ハガター(エジプト脱出の物語)が書かれたセデルの皿を用意します。

皿には象徴的な意味を持つ食べ物を入れるための区切りがあります。

苦菜は奴隷生活、卵と子羊のすねの骨を焼いたものは儀式での生贄、塩水はイスラエル人の涙、ハロセット(甘い木の実とフルーツのペースト)はユダヤ人が使っていた建築用の漆喰を意味します。

マツァと呼ばれる種なしの硬いパンは、謙虚さとともにエジプトからの脱出を思い出すために食べます。

 

参考文献 ユダヤ教 カス・センカー