⑤虐待、母子・父子家庭、育児放棄の親から生まれ施設で暮らす子供 | それでも私は生きてきた~性的虐待、刑務所、母自殺を経て~

それでも私は生きてきた~性的虐待、刑務所、母自殺を経て~

性的虐待から刺青、覚せい剤、母の自殺、何度も死を考え生きてきた私の人生を嘘偽りなくブログに書かせて下さい。

私はさ、

 

自分が受けて来た暴力や性的虐待の地獄・・・

 

 

あんな思いをして、施設で保護されている子供達の心をさ

 

少しでも、ほんの少しでも心を癒してあげたいって思ってるの。

 

私の様な道に進んで欲しくないしさ。

 

 

 

でも、私の考えは甘かったのかな・・・・

こうして大人になった今だから振り返る事が出来るけれど、

 

今現在、施設にいる児童達は

あの頃の私であって、今の私じゃない。

 

 

私が担当する児童は3歳から高校3年生の女の子合わせて12人。

 

 

 

私は、施設の職員として勤務したその日から彼女達に

 

 

くそばばぁ

死ね

うざい

キモい

 

      

あぁーだよね・・・・(T▽T;)

 

私を試そうと色々な手段をつかってくるんよ。

話しかけても無視をするし、反抗もする。

酷い子は、蹴っ飛ばして来たり物を投げつけてきたり・・・

 

 

 

でもね、先輩方が言ってたの

 

 

「あの子達は、新しく職員として入ってきた貴女に対して

素直に感情を出せないのよ。

本当は貴女がどんな人なのか不安なの。

新しい職員はみんな同じように辛い思いをして泣いて、

辞めていった人もいるの。

信頼関係を築くまでには時間がかかるけれど、

傷つきやすい彼女達一人一人をよく観察して接してくださいね」

 

 

 

うん・・・わかってる。

 

 

ここの施設で生活している児童達は全員が

自分の家で安心して暮らすことが出来ないからここにいるんだよね。

 

本当はこんなとこ嫌だよね。

孤独や恐怖のない家庭で、両親から溢れんばかりの愛情を貰って

安心して眠りたいよね・・・。

 

 

ここは刑務所みたいだよ。

 

自由がない

甘える場所がない

帰りたくても帰れない

好きな物も食べたい でも食べられない

見たいテレビも見れない

 

 

『おはよう』

『行ってきます』

『気を付けて行ってらっしゃい』

『ただいま』

『おかえりなさい』

『いただきます』

『どうぞ召し上がれ』

『おやすみなさい』

『一緒に寝よう ゆっくりお休み』

『ママ、抱っこして パパ、おんぶして』

 

 

彼女達にはそんな会話などない

 

 

いつも職員の顔色伺って

共に暮らす周りの人に気をつかっているんよ。

 

大人ですらイライラするなら、

まだ義務教育の年齢の子供達にとって

施設での生活は、ストレスでしかない。

 

 

素直になりたくても、職員は自分だけを見てくれない。

 

あえて職員を困らせる言動をとり、

自分に気を引かせようとする。

 

 

 

 

私は、養護施設の職員という立場の言動の重大さを知ったよ。