こんにちは。綾小路雨麻呂です。
政令指定都市で初の議会解散の賛否を問う
住民投票が行われることになりそうです。
今日の審査で法定数を上回りそうで、
またまた河村たかし名古屋市長の快気炎が上がりそう。
早く正常に戻って市民の暮らしに影響が出ないといいですね。
さて、統合医療の話です。
今回はEBMの適用とインフォームドコンセントについて。
EBM(Evidence Based Medicine)
現時点で利用可能な信頼できる情報をもとに、
患者にとって最善の治療を行おうという考え。
手順は、
1 情報の収集
2 情報の判断吟味
3 患者との話し合い、適用
4 経過確認等フィードバック
吟味選択できるのか、選択に信頼性がどれだけあるか。
この点に疑問符が付きます、というところまで
前回書きました。
患者との話し合いで治療法を決め進めていくことに
なるわけですが、
信頼性に疑問符のある事柄を
どうして納得して進めていけるのでしょう。
インフォームド・コンセントという言葉を、
ひところよく耳にしました。
医療行為(投薬・手術・検査など)や治験などの対象者(患者や被験者)が、
治療や臨床試験・治験の内容について
よく説明を受け理解した上で (informed) 、
方針に合意する (consent) ことを言うようです。
医者が治療法を一方的に患者に押し付けるのではなく、
患者側が医者から情報を得て治療法を選ぶことができる、
つまり患者が納得づくで治療を受け入れるという
一歩進んだもののように見えました。
でも、患者に伝えられる情報が信頼性の高いものでなければ
ほとんど無意味な話し合いになってしまいます。
開かれた医療とかいろいろ騒がれましたが、
患者にとって大事なのは、速やかに治るという結果と
再発などが抑えられたり予防につながる情報が得られ、
医療費が抑えられるということです。
合意したうえでの治療ということで、
結果が芳しくなくても
患者側が不満を訴えにくい環境ができてしまったことで、
前進ではなく、後退ととらえられなくもありません。
肝心なのは、
疑問符のつかない判断吟味ができる医者を育てることでしょう。
体全部のことが総合的に見ることができ、
判断できる人間の育成です。
そのために各治療のいいとこどりともいえる
統合医療という考え方がでてきたのですから。
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