【歯科医院研修・目標設定】


大阪府堺市北区の歯科医院へ定期訪問。
エアーアブレーションの実習と、
今年の目標設定を行いました。


研修始めは、
こちらの歯科衛生士さんたちが
2年目と新卒でしたが、
この春でDH歴4年目、3年目に入ります。


昨年の1年はデジタルツールを導入し、
・歯周組織検査6点法
・口腔内写真
・歯式の入力
・患者情報提供文章
をデジタル入力し、
印刷して説明を行うことも定着しました。


本日は重度の歯周炎患者さんが来院され、
経験が浅いながらも
今後どのように対応していけばよいかを
お伝えし、臨床での学びを共有しました。



症例検討では
前回の検査数値より
急に歯周ポケットが深くなっていると
相談を受け、「おめでとう。上達したね。」
と声をかけました。

スキルが上がると
今まで測定できなかった場所も
しっかりプローブを挿入できるようになり、
歯周ポケットの検査値が
深くなることがあります。



レントゲンで縁下歯石の残石に
チェックを入れると、
歯科衛生士さんが印刷していました。

より詳しくみていきたい。
悪い状態を治してあげたい。

こんな言葉を聞いて嬉しかったです。

後半は初めて今年の目標設定を
していただきました。

その中で取り組んでいくのは、
医院の強みを
もっとたくさんの方に
知っていただきたいということでした。



自分たちでできそうなことを
やってみようと、
大まかな計画を立てました。
ゆるい目標設定です。
でも、それでいいと思いました。

彼女たちに大切な項目をあげてもらい、
それぞれの項目に対して
満足度を点数でつけてもらうと、
「仕事」の満足度はとても高くて
驚きました。



友人や家族など
プライベートも充実しているようで、
幸せに過ごしているのだと感じたのです。



スキルや知識の面が足りないから、
説明がしっかりできていないと
反省点を話した歯科衛生士さんもいました。

それを深掘りしていくと、
本当は勉強だけが足りないのではないのです。



そう、
「経験」が圧倒的に足りない。

これも本人が出した答えで、
私もそう思いました。

知識やスキルを少し身につけたら、
実践して患者さんで学ばせていただくことが
とても多いです。
たがら、やみくもに勉強するのではなく、
患者さんに対応しながら、
自分に足りないことを補って勉強することを
すすめました。



始めから勉強好きの歯科衛生士さんの方が
少ないかもしれません。
だから、
無理なく興味を持ってもらって
ゆっくりでも結果が出ればOK
なんだと思います。


それぞれの歯科医院、
歯科衛生士さんに合わせた
成長スピードで、
より質の高い歯科医療を提供できるよう
頑張ります。

今日も重度の歯周炎で悩む患者さんの
歯を残せるように関われたこと、
患者さんに喜んでいただけたことが
とても嬉しいです。








    
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