歯科衛生士を最速最短で歯周治療のプロにする。
歯科衛生士人財育成コーチの前池 綾乃です。
月刊「歯科衛生士9月号」に
症例が掲載されました。
内容は
「重度歯周炎に諦めずに
かかわり続けている8年経過症例」
本来、執筆投稿なら
バッチリペリオが治りました!
って、すっきり気持ちいい症例が望ましいと
思いますが、今回は悪戦苦闘している症例を
あえて載せていただきました。
それは、
臨床で歯科衛生士さんたちが悩んでいるのは、
歯周病が重症な患者さんに
どのように関わっていけばよいのか…
ということじゃないのかな…
治せない…
わからないから困っている
そんな方が読んだときに
力になれるようにと執筆しました。
なので、
めちゃくちゃ抜歯しています。
(重度歯周炎と破折で抜歯)
ですが、ちゃんと歯肉は
きれいになっていますからね。
症例を読むときに
意識して読んでもらいたいポイントがあります。
①自分ならどんなTBIを行う?
OHIではなく、
あえてTBIと書きました。
歯周炎の改善には
患者さんのブラッシングスキルを
上達させることは必須になります。
・叢生
・歯肉は全顎出血
・歯周ポケットが深い
・根露出部
・象牙質知覚過敏症
・根分岐部病変
ここに対してどのように対処したのか、
文面では書ききれていませんが、
読みながら考えてみると
ご自身のTBIの見直しにもなります。
また、初診時と初診時から1ヶ月後の
歯周組織検査を比べてみると、
ブラッシング指導だけで
どれくらい改善しているか
想像できると思います。
②動揺歯でもSRPを行う
Drが抜歯するだろうと想定するのは、
動揺度がM3の歯です。
M1〜M2は動揺がSRPによって改善する、
もしくは少しマシになることが期待できるので、
歯が揺れていても縁下歯石がついているのなら
SRPを行います。
私はM3の歯が抜歯することになっても
挑戦してSRPを行なうことがあります。
自分のスキルアップ、
腕試しにSRPを行いましょう。
揺れているのハンドスケーラーの力が
かけにくいので、垂直方向に歯牙を押さえながら
SRPを行うとよいです。
③パート勤務でも担当している
よく歯科衛生士さんから聞くのが、
パートだから担当で患者さんを診れない…
そんなことはありません。
私はこの症例の患者さんを初診で診て、
3ヶ月後に産休に入りました。
3ヶ月でなんとかできる口腔内では
なかったのですが、短期間で口腔内を
少しでも改善できるように関わりました。
4年間で3人出産をし、
その度に数ヶ月〜1年休んでいても
復帰したら必ず自分の担当になる。
そんな関係性の深い患者さん、
自分のファンになってくれる患者さんが
1人でもいると思います!
そんな継続して長期管理することの大切さ、
担当制のおもしろさや
やりがいを本から
感じとってもらえたら嬉しいです。
読んだらLINEから感想を聞かせてくださいね。
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