こんにちはー
日本も少しずつ寒くなって来たと聞いています。
お互い年末にかけて体調を崩さない様に
気をつけましょう
さて
シンボルで読み解く大アルカナシリーズ
今回はHanged Man（吊るされた男）の
シンボルを見ていきます
Hanged Man（吊るされた男）は
悟りや、新たな視点から物を見る姿勢
偏見や固定概念をくつがえす、自己犠牲などを象徴しています。
今まで当たり前だと思っていた事が
ある事をきっかけに１８０°変わってしまう様な
状況を表しています。
そして
その事によって魂の悟りを得たり
一人の人間として大きく成長したりする
人生の要ともなる時期に差し掛かっている事を
教えてくれています。
しかしながら、Hanged Man（吊るされた男）が
リーディングに現れる時というのは
心穏やかに過ごせる時期とは正反対に
心のよりどころが無かったり
先が見えない時期だったりと
今まで想像していた人生とは違った
想定外の状況と向き合っている様な
複雑な時期だったりします。
長い人生において
その様な時期を過ごす事は
決して悪い事ではなく
逆に、人として一回り大きく成長できる
大切な時期だと言えるでしょう。
しかしながら、渦中にいる本人にとっては
一旦立ち止まって、もう一度自分の人生を見直したり
自分を取り巻く状況を再検討させられたりする
厳しい時期とも言えます。
したがって
Hanged Man（吊るされた男）は
我々に、違った角度から人生を見ることで
いかに発想の転換が出来るか、そして
そこからいかに成功への道を切り開くことが出来るかを
問いただしているのです。
厳しめのカードとは言え
受け取り方次第では
絶好のチャンスと捉える事が
出来るカードでもあります。
全てはどの角度から見るか
どう受け取るかによると言う
まさにHanged Man（吊るされた男）が
言わんとしているメッセージそのものなのです
Hanged Man（吊るされた男）は
特に１２の星座には紐づいていませんが
水や海の性質を所有します。
そして、それらの性質や特徴は
「Transition（移行・変遷）」を意味します。
今までのフェーズから次のフェーズへの
意識や思考の移行を示すとも言えるでしょう。
そして、今まで信じていた事や
自分自身の在り方、方針、信仰などを
一旦ニュートラルな状態にして
違う角度から再度物事を見てみるという姿勢は
ある種の自己犠牲とも言えます。
エゴを捨てて真っさらな状態に戻ってみる
という事を表現しています。
では早速Hanged Man（吊るされた男）の
シンボルを見ていきましょう
１２番のHanged Man（吊るされた男）です☟
キーワードは
視点の変化、悟り、発想の転換
自己犠牲、一旦停止（立ち止まる） など
このカードが出た時は
困難で不安定な状況から逃げ出さすに
今何をすべきか、何を学ぶべきかを
一旦立ち止まって新たな視点から見ようとする
姿勢を表しています。
普段なら後先考えずに行動していたかもしれません。
しかしながら、今回は今までとは違った
アプローチを試みようとしている事が伺えます。
キーとなるシンボルを見ていくと
・男が吊るされている木
・四の字に曲がった男の脚
・後光が指している男の顔
・吊るされた男の表情（穏やかな表情）
などが挙げられます。
まず、Hanged Man（吊るされた男）が
吊るされている木ですが
この木は叡智の木を表しています。
Lovers（恋人）カードの女性の背後の木と同じですね。
この木から得る人生の教訓と知恵を
Hanged Man（吊るされた男）は悟りとして
受け取っています。
また、Hanged Man（吊るされた男）の
四の字に曲げられた脚ですが
これは、大アルカナの最後のカードである
World（世界）のカードの中心に描かれた人物の
四の字に曲げられた脚と共通しており
そこには「達成」「成功」「極める」
「到達」「功績」などの意味が込められています。
新たな悟りを開き、人生を極めるために
自分のエゴを手放す努力は、いずれ我々を
成功へと導いてくれる事を象徴しています。
そして、Hanged Man（吊るされた男）の
頭の後ろには後光がさし、その表情は何とも穏やかです。
これはまさに新たな悟りと
それによってもたらされる心の平穏とも言えるでしょう。
静かで落ち着いた状態を表しています。
いかなる状況においても
諦めてそこから逃げるのではなく
心を落ち着かせ、普段とは違った方法を模索する事で
得る事が出来る悟りや、そこから開ける道もある事を
Hanged Man（吊るされた男）は伝えています。
以下、シチュエーション別に
Hanged Man（吊るされた男）を説明しています
「総合運」として読む場合
正念場とも言える様な時期に来ています。
焦って無謀な事をしたり全てを諦めてしまわない様に
まずは一旦落ち着く事が大切。
心を静かに冷静に保つことで
見えてくるものがあるはずです。
普段会う機会がない友人や家族と会ったり
行ったことのない場所を訪れたりすると
そこから何か得られるものがあるかもしれません。
また
現在「待機中」の期間であっても
それが決して無駄になることはありません。
「恋愛運」として読む場合
一旦全てが保留状態か
お二人の関係が停滞期に入っている状態だと
言えるでしょう。
これを機に、お互い何を望んでいるのか
互いに同じ方向を目指しているかなど
お互いの気持ちを今一度再確認したり
相手に対する自分の本当の気持ちと
向き合うのに適した時期だと言えます。
行動に移す時期と言うよりは
落ち着いて物事を再検討したり
再確認したりする時期です。
「仕事運」として読む場合
自分の職場での立場ややり甲斐について
今一度本来の自分の希望や目標とするレベルと
釣り合っているかを精査する時期だと言えるでしょう。
何か心に引っかかっている事や
納得できない事があるのでは？
また
今までの自分の方針や、業務形態に疑問が湧いて来たり
別なアプローチや考え方を受けいれようとしている時期に
差し掛かっていると言えます。
古い考え方にしがみ付かず
柔軟な姿勢を保つ事で
新たな道が開けてくるでしょう。
以上
Hanged Man（吊るされた男）は、我々に
時には普段と違った物の見方をする事や
古いものを手放す勇気を持つ事の大切さを
教えてくれています
いかがでしたでしょうか？
以前よりもHanged Man を身近に感じて
いただけたら嬉しいです
ちなみに…
私はHanged Man が出ると、なぜか一気に焦りが加速して
全てを放り出したくなります
（じっとしている時間が苦しい…w）
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