秋川先生の『居酒屋ぼったくり』完結後、初の新刊本です(^^)
秋川先生らしく、今回もまたお料理を中心としたお話となっていました。
ツアーコンダクターとして日本全国や海外を飛び回っていた万智は、姑の病気をきっかけに仕事を辞めるも、その姑も亡くなり燃え尽き症候群となっていた万智に、夫の保行から2世帯住宅の1階を改装して、ツアコン時代に培った郷土料理の知識を元に、普通の家庭でも作れる郷土料理を教えることに特化した料理教室を開くことを提案されます。
そんな万智は最初渋っていたのですが、友人を通して料理を教えて欲しいという主婦に出会ったことをきっかけに、自分に教えられる範囲での少人数の生徒を対象に和気あいあい、色々な郷土料理を作る教室の連作短編のお話かと思いきや(^^;;
料理教室に参加する生徒の、亡くなった妻が食べたがっていた料理の思いと、そこに込められた夫への忠告。
箸の持ち方を心配する上司と部下や。
女子高生の父の日のプレゼントにかこつけた、過保護な祖母や母親への反発と理解してもらいたい気持ち。
友人の息子(帰国子女)の中学受験に関する悩み。
万智自身の初めの結婚での過ちや後悔、ステップファミリーとしての不安などが描かれていきます。
この辺はちょっと前シリーズの『居酒屋ぼったくり』に近いものがありますが、今回はそれ以上にそれぞれの悩みであったり、問題であったりを深く掘り下げられでいたので、『マチのお気楽料理教室』という題名のわりに、ちょっと重い感じもしましたが(^^;;
それでもそこは秋川節。
美味しそうな料理とともに軽快な会話で、あまり重さを読者に感じさせないのはさすがと言った感じでした(^^)
『居酒屋ぼったくり』が完結し最初の本でしたが。
1話ずつの連作短だったので、料理教室に通う生徒さんの面子も変わるだろうし、まだまだ知りたい郷土料理なども多いく。
万智の料理教室やステップファミリーの今後の成長を見たいので、シリーズ化してくれたらなと思っています(^^)
ただ今回残念だったのは、万智の料理教室で作った郷土料理のレシピが載っていなかったこと。
出来れば万智先生(秋川先生)が考えたレシピを載せて欲しかったな~ σ( -ˇ.ˇ-。)ウーン
「どんどろけ飯」「冷や汁」「チキン南蛮」「トンテキ」どれも美味しそうだったし、地域や作り方によっても微妙に違うのでね(^^;;
